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大人になりたくない20歳。

”大人になりたくない20歳”
これは少し前まで私がInstagramのプロフィール欄に書いていた言葉だ。

誕生日の少し前、十代最後の年もあと1ヶ月ほどという頃に、ふと「大人になりたくないなあ」と思った。

20歳になったと言えども実際に感じた変化といえば、お酒が合法的に飲めるようになったことくらいで、特に実家暮らしの私はまだまだ親に守られたお子様なのだと思う。
大学生の私にとっては、今はまだ大人になったという実感がないのが本音で、就職した時にようやく大人になったと感じられるのではないかな、と漠然と思っている。

そんな風に就職を一つの節目と考えると、私は余計に「大人になりたくないなあ」と思うのだ。

小さい頃、大人になるというのはイコール自由になれることだと思っていた。
好きな食べ物を食べて、好きな場所に行けて、夜中まで起きていても怒られない。
お金も好きなことのために自由に使える。
幼少期の大人のイメージはそれはとても素晴らしいものだった。

中学生や高校生の頃もまだ大人になりたかった。
門限や勉強やマナーにうるさい親に少なからず面倒だと感じていたし、早く一人暮らしをして自立して生きたかった。

でも大学生になった頃からだろうか。いつしか大人になることへの憧れがなくなってしまった。

大人は思うほど自由ではなく、むしろ子供よりも不自由だし、世の中は誰に対しても理不尽だ。
男女平等も女性の社会進出も多様化社会も、言葉ばかり広がって、古いと言われる考え方は私たち若者の社会にも未だにこびりついてる。

昔から人よりも結婚願望が強いと感じていたし、出産も当たり前にいつかしたいと思っていた。

もちろん今でもそれは変わらないけれど、その当たり前が思った以上に大変なことに気づき、今後の長い長い人生に不安ばかりを覚える。
平凡な幸せと言うのは実はもの凄く尊いものなのだろう。 

「深夜のダメ恋図鑑」という漫画をご存知だろうか。テレビ朝日でテレビ化もされた作品なので、知っている方も多いと思う。

社会人女子三人組によるリアルな恋愛談義が描かれている漫画である。

つい最近、この漫画を第1巻から最新刊まで一気読みしたのだが、いい意味でも悪い意味でも、大人の恋愛や結婚の”リアル”(と思われるもの)を知ってしまったような気がするのだ。

この漫画を読んで私は思ってしまった。
結婚って、出産って、本当に幸せなのだろうか?

この漫画は女性視点で描かれていて、女性なら激しく首を縦に振ってしまうような内容ばかりなので、男性からしたらイマイチ共感できない内容かもしれないし、もしかしたら(なんかこの漫画、嫌だな)なんて感想を持つ人もいるかもしれない。

でもこれが女性が普段言わずとも思っていること。全員とは言わずともこれに共感する女性は多いと思う。
少なくとも私はその一人であった。
これを読めば、女性のことが少なからず理解できるのではないだろうか。
(そして女性はこれを読んで日々のストレス発散になるのではないだろうか。笑)

最近はテレビCMやドラマなどでも、「夫婦共働き」「夫も家事や育児をする」「職場での女性の活躍」などが積極的に取り上げられているけれど、現実を見てみれば、どの世代でもいまだに「家事は女性がすることでしょ?」という考え方が(潜在的に)染み付いている人がほとんどであると思う。

この考え方が本当の意味で変わっていくのは一体いつになるのだろうか。
きっと私が結婚する頃までには変わらないのだろうなあ。

そんなことを考えたり、お金のことを考えたり、働くことを考えたり…

将来について考えることは決して悪いことではないだろうし、むしろするべきことなのだろうが、考えれば考えるほど、「大人になりたくない」という結論に至ってしまうのだ。

何も知らずに仕事や結婚や育児に憧れていた、幼い頃の純粋な気持ちを取り戻したいものだ。

あと10年後、思うほど大人は悪くないよ、と今の自分に言ってあげれるような、そんな自分になっていたいと思うところである。

本日は思ったよりも長くまとまりのない文章になってしまいました。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。
もっと文章の構成力を高めたいものです。

それではおやすみなさい☽・:*

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