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この非日常感を得るための日常。日常の為の非日常。
4月7日金曜日 ブックスキューブリック箱崎店にて行われた横山雄さんの九州初という個展、ライブドローイングを見てきました。
ピアノ演奏は山田俊二さん。
さらに店主大井さんとのトークももちろんあり!
見応え満点のイベントでした。
ちなみに、うれしい選べるサンドイッチとドリンク付きでした。
私は全粒粉パンのサンドと熱い紅茶(アールグレイ)を選びました。
(満面の笑み)
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自然と線を描き出す姿がとても格好よかったのです。
絵を描くのが好きで芸術方面にも通じる学科へ進学した息子や、毎日毎日朝から晩までお気に入り漫画のキャラクターをスケッチブックに描き続けている娘に本当は一番に見て欲しかったです!!!息子は大好きなのでは?と母の勘。それもあって、一足お先に母は一人で鑑賞を(笑)
テープをチリっと千切る音やタイミングまで作品の内のよう。
ペンの動きを目で追うというより、全身の動作と音に釘付けになっている内に、日常とは全く異なる空間へといつの間にか変化していました。
私は絵を描くことが楽しかったことがほとんどない人生を送ってきていますが、絵を描いている姿や出来上がっていく絵を見て感動できることに驚きました。
非日常を感じて日常を忘れる、というより、非日常が日常をもっと色濃くおもしろくする気がします。こういうとびきり突き抜ける特別な感覚は自発的に行動しないと得られない感覚だと確信を得たような気がします。
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演奏終了後のお話が(想像以上に)大変おもしろかったです。
私も歩くことが好きです。
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Errors,Choices,Polishing タイトルについての説明にどきりとしました。まさに、まさに!
イベント終了後にお隣の席にいらっしゃった方がトーク中の横山さんと大井さんの姿をノートに描いているのを見せていただきました。絵を描くお仕事をされているのでしょうか、サラサラと描きあげていました。
ライブドローイングでの絵を描く動作の力強さと、しなやかさ、ペンを運ぶ勢いや音、全てを間近で見ることができて本当にいいイベントだったというようなことをお隣の方と互いに興奮しておしゃべりしていると、「横山雄さんの本は何を選んだらいいですか」と尋ねられたので、「FRAME WORKS」が作品集になっているみたいですよとお伝えしました。
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それから(聞かれてもいないのに…)「私が横山さんを知ったのは実はこちらの本で…」と三砂慶明さんの「本屋という仕事」を鞄から出しました。
装画が横山さんなのです。このオレンジ色も素敵なのですが、この下にはこんな風になっていて、さらにカバーを外すとですね…とペラペラペラペラとおしゃべりを…ええ、日頃は大抵黙っている私が…自分の好きな本を伝えるのってどうしてこんなに楽しくなるのでしょう。ついうっかり喋りすぎました(熱弁)。
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しかしその方は、この後で「本屋という仕事」を買うことにしました。と言ってくださいました!私は「ありがとうございます!」とお礼を言い、さらにこの表紙について横山さんから聞き出した(笑)内容もお伝えしました。福岡でももっとたくさんファンが増えるようにとの日々の推し活への幅が広がり、気合がさらに強まりました!(もっと要点を絞ってきちんと良さを伝えたいものです!)
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ピアノ演奏まで、作品の中に溶け込んでいます。
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大きな紙に描く時の全身の動作の大きさの中の緻密さ、
ペンが走る時の心地よい緊張感のある音が思い出されます。
大胆な動きのようで、一筆一筆に集められた気持ちを想像します。
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今まで、横山さんの絵を見ていると、滑らかで穏やかで静かな印象があり、椅子に座ってゆったりと描かれているように思っていました。線のカーブの部分がかすれていたり、インクの濃さが強いところも全て、ペン先だけで描いているわけではなく、まさに全身全霊を捧げるように描くのだと思いました。線への印象が変わりました。線を描くことで形が生まれます。偶然発生したように見えて、そこにあるべきだったものが生まれてきている…ような。
今回は初めて福岡にいらっしゃったとのことです。ぜひ、今後の行動範囲に九州も加えていただき、九州、福岡の空気を感じていただきたいです。この度は遠いところまで本当にありがとうございました。
色んな意味でこちらの方は未開の部分も多いのではと思います、キューブリックさんでのイベントの数々の活動がもっと幅広い方々になくてはならない場になるといいなと思います。そして、もっと多方面にそのような場が増えることを願っています。
昨日のことはまだまだ書き尽くせていないのですが、このご褒美の予約を入れた自分をよしよしと褒めたいです!!!明日からの仕事も機嫌よく頑張れます。
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