荷風も愛した街、真間川の桜並木(千葉県市川市)
桜の名所として知られる真間川。
市川は文学とのゆかりが深いので、ほんのひととき読者の皆さんにとっても馴染みがある土地かもしれません。
4月7日に真間川を訪れると、昭和24年に植えられたという約390本の桜が、狭い水路を覆うように咲き誇っていました。菜の花との共演が楽しめるのも特徴です。日暮れとともに移ろう桜並木の情景を、ほんのひとときお楽しみください。
市川ゆかりの文化人といえば、作家の永井荷風や井上ひさし、写真家の星野道夫などがいます。生涯の大半を市川で過ごした日本画家・東山魁夷の記念館があるほか、「ひめゆりの塔」や「純愛物語」などで知られる脚本家・水木洋子の暮らした邸宅も一般開放され、さまざまな遺品が展示されています。
永井荷風や幸田露伴の文学碑がある白幡天神社の境内も、四季折々の花が楽しめるのでおすすめです。
桜が散り終えるまえに、皆さんも文学のまち・市川を訪れてみてはいかがでしょうか。
文・写真=飯尾佳央
撮影日=2024年4月7日
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