見出し画像

【永遠の都ローマ展】2000年の美をめぐる展覧会(東京都美術館)

旬・美・遊」では旬のおでかけ情報をはじめ、気になる新刊や新商品、見逃せない展覧会や伝統的なお祭といったご当地の話題など、さまざまなトピックをお届けします。(ひととき2023年9月号より) 

 世界で最も古い美術館のひとつであるイタリア・ローマのカピトリーノ美術館。その始まりは、ルネサンス時代の教皇シクストゥス4世がローマ市民に4点の古代彫刻を寄贈したことにさかのぼる。また、19世紀には日本の岩倉使節団が訪問した歴史があり、日本とも深い関わりがある。

《カピトリーノの牝狼(複製)》ローマ市庁舎蔵 ©Roma, Sovrintendenza Capitolina ai Beni Culturali / Archivio Fotografico dei Musei Capitolini

 本展では同館の所蔵品を中心に、ローマ建国から古代の栄光、教皇たちの時代から近代まで、約70点の彫刻、絵画、版画などを通じて「永遠の都」と呼ばれるローマの歴史と芸術を紹介する。コレクションからは、古代ローマ帝国の栄光を礎に、ヨーロッパにおける政治、宗教、文化の中心地として発展したローマの歩みを垣間見ることができるだろう。

《コンスタンティヌス帝の巨像の頭部(複製)》ローマ文明博物館蔵 ©Roma, Sovrintendenza Capitolina ai Beni Culturali / Archivio Fotografico del Museo della Civilità Romana
《ローマ教会の擬人像》13世紀初頭 モザイク、象眼 ジョヴァンニ・バッラッコ古代彫刻美術館蔵 ©Roma, Sovrintendenza Capitolina ai Beni Culturali / Archivio Fotografico del Museo Barracco

永遠の都ローマ展 9/16〜12/10
東京都台東区・東京都美術館
[時]9:30〜17:30(金曜は〜20:00、入室は閉室30分前まで)
[休]月曜(ただし9/18、10/9は開室)、9/19、10/10 
☎050-5541-8600(ハローダイヤル)
https://roma2023-24.jp/

出典:ひととき2023年9月号

▼連載バックナンバーを見る



よろしければサポートをお願いします。今後のコンテンツ作りに使わせていただきます。