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美の革命キュビスム展が50年ぶりに開催(東京都台東区・国立西洋美術館)

旬・美・遊」では旬のおでかけ情報をはじめ、気になる新刊や新商品、見逃せない展覧会や伝統的なお祭といったご当地の話題など、さまざまなトピックをお届けします。(ひととき2023年11月号より) 

 20世紀初頭、パブロ・ピカソとジョルジュ・ブラックというふたりの芸術家によって生み出されたキュビスムは、西洋美術の歴史にかつてないほど大きな変革をもたらした。その名称は1908年にブラックの風景画が「キューブ(立方体)」と評されたことに由来する。慣習的な美に果敢に挑み、視覚表現に新たな可能性を開いたキュビスムは、パリに集う若い芸術家たちに大きな衝撃を与え、それ以後の芸術の展開に決定的な影響を及ぼしている。

マリー・ローランサン 《アポリネールとその友人たち (第2ヴァージョン)》1909年/ポンピドゥーセンター(1973年代物弁済)日本初出品 Centre Pompidou, Paris, Musée national d’art moderne - Centre de création industrielle © Centre Pompidou, MNAM-CCI/Audrey Laurans/Dist. RMN-GP

 本展ではキュビスムを語る上で、欠くことのできない貴重な作品が多数来日。20世紀美術の真の出発点となったキュビスムの豊かな展開とダイナミズムを、約140点の作品を通して紹介する。

ロベール・ドローネー 《パリ市》1910-1912年/ポンピドゥーセンター(1936年国家購入)日本初出品 Centre Pompidou, Paris, Musée national d’art moderne - Centre de création industrielle©Centre Pompidou, MNAM-CCI/Georges Meguerditchian/Dist. RMN-GP

パリ ポンピドゥーセンター
キュビスム展―美の革命 
ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ

〜2024/1/28
[住]東京都台東区・国立西洋美術館
[時]9:30〜17:30(金・土曜は20:00まで、入館は閉館の30分前まで) [休]月曜(ただし1/8は開館)、12/28〜1/1、1/9
☎050-5541-8600(ハローダイヤル)

出典:ひととき2023年11月号

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