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おすすめの書籍

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ウェッジから刊行された書籍の中から、ほんのひとときがおすすめする、旅や文化・歴史に関するものをご紹介していきます。
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#空海

<彼岸の入り>仏の教えを知り、自らを見つめ直す書籍【7選】

皆さん、こんにちは。 9月23日は秋分の日。今日は「彼岸の入り」にあたります。 ところで、彼岸とは何でしょうか。 仏教では、6つの徳目(六波羅蜜)を修めることで、迷いの世界である此岸から悟りの境地である彼岸にたどり着くことができると言われています。 六波羅蜜とは、 の6つを指します。 つぎにご紹介するのは、仏教にまつわる7冊の書籍です。 仏の教えを学び、自らを見つめ直すことで、ちょっとだけ彼岸が近くに感じられるようになるかもしれません。 愛蔵版 心に響く101の言葉多

【最澄と空海】日本仏教の礎を築いた二人の先駆者、その軌跡をたどる2冊

2021年に最澄(伝教大師)は没後1200年を迎えました。また、2023年には空海(弘法大師)が生誕1250年、真言宗開宗1200年という節目の年を迎えます。 同じ遣唐使船で唐を目指したエリート層「最澄」と無名僧「空海」。その交流は当初、師匠と弟子という形で10年近く続きましたが、ある時を境に疎遠になります。 ひとつは、最澄が空海に『理趣釈経』という経典を貸して欲しいと申し出たのに対し、空海がそれを拒絶したこと。もうひとつは最澄の弟子の泰範が空海の元に修行に行き、そのまま

“般若心経”がよくわかるおすすめの6冊|齋藤孝「大人のための読書案内」(3)

弊社では過去の作品の電子書籍化に取り組んでいます。この度、今に通じる普遍的なテーマを掲げる本書『「何から読めばいいか」がわかる全方位読書案内』を電子書籍化しました。ここでは宣伝も兼ねて、その内容をちょっとずつご紹介していきます。3回目は、仏教の真髄となる教えが凝縮しているといわれる「般若心経」について。  仏教で、宗派や時代を超えて愛されているのが般若心経です。『空海「般若心経秘鍵」』(空海、加藤精一編、角川ソフィア文庫)は、空海が般若心経とは何かを語った本。訳から引用して

“世界一ちょうどいい”初心者向け仏像本(お笑い芸人・みほとけ)

こんにちは、仏像をこよなく愛するお笑い芸人・みほとけと申します。 著者・田中ひろみ先生とは公私ともに仲良くしていただいてまして、共に古今東西の仏像をめぐる仏友です。 私は仕事で仏像のトークショーなどさせていただくのですが、必ずと言っていいほど「仏像の初心者なんですが、おすすめの本ありますか?」と聞かれます。 私は声を特大にしてこう言うでしょう。 「田中ひろみの『仏像イラストレーターがつくった 仏像ハンドブック』を買ってください」と。 もう私からプレゼントしたいぐらい