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笹岡隆甫 花の道しるべ from 京都

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華道家元・笹岡隆甫氏による連載コラム。花にまつわる絵画や伝統芸能などの文化・歴史的背景を探り、さらなる花の魅力をお伝えします。
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【京都の節分】柊を飾り、鬼門の寺社でお参り|花の道しるべ from 京都

「福は内、鬼は外」。わが家は一合枡に盛った豆を撒いているが、紙で包んで撒けば、掃除も楽で…

【京のひな祭り】桃の節句と呼ばれる所以と陰陽思想の影響|花の道しるべ from 京都

桃は、邪気を払う花色節句には、祝祭と厄払い、相反する二つの意味合いが同居している。日本で…

旅立ちの時である新年 初釜で結び柳と白玉椿を飾るワケ|花の道しるべ from 京都

京都に住まう私たちの暮らしは、さまざまな年中行事に彩られている。お盆や五節句、祭礼などの…

二条城に現代アート展を誘致 古典と現代の共鳴が文化の発展につながる|花の道しるべ …

二条城での国際会議で現代アート展「時を超える:美の基準」 2019年9月、夜の二条城。現代ア…

フラワーアレンジメントのルーツとされる花・睡蓮 ─モネの絵画といけばな|花の道し…

 古来、洋の東西を問わず愛されてきた睡蓮。花の形が太陽に似ており、朝に開き夕方に閉じるこ…

なぜ新春に松と梅が欠かせないのか|花の道しるべ from 京都

 わが家の正月準備は「根曳きの松」を飾ることから始まる。根曳きの松は門松の一種だが、松竹…

【いけばなの日】実は古くから伝わる定番の組み合わせ・松とバラ|花の道しるべ from 京都

バラづくしのいけばな展 6月6日は「いけばなの日」だ。「6歳の6月6日に稽古事を始めると上達する」と伝えられ、芸道上達の吉日とされることから、この日を「いけばなの日」として提唱している。  近年では、関西のいけばな協会が連携していけばなの日の普及啓蒙を行っている。京都いけばな協会では、2013年より、展覧会・アーティストトーク・ワークショップ等、様々な形でいけばなの魅力を発信するその魅力を発信する「京都いけばなプレゼンテーション」を開催。今年は、6月4日から6日まで、京都芸

自然に曲がった枝の味わいを生かす至極の花・臥龍梅|花の道しるべ from 京都

華道家元・笹岡隆甫氏による、花にまつわる文化・歴史的背景をひも解く連載コラム『花の道しる…