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少年たちに勇気を与えた名曲3選

はじめに

 誰しも辛く苦しい時期があるだろう。もしかしたら、現在そんな時期を迎えている人もいるかもしれない。そんな時に聴いて欲しい名曲を3つ紹介しよう。


「少年の詩」(THE BLUE HEARTS)

 この曲は、真面目に生きようとしている人こそ響く曲かもしれない。 物語の主人公である少年は不良になりたいわけじゃないけど、このまま大人の言う通りに生きるのは嫌だと必死に抵抗しているのである。

 特に響く言葉は「どうにもならない事なんて どうにでもなっていい事 先生たちは僕を不安にするけど それほど大切な言葉はなかった」である。苦しい時や辛い時、人は考え悩み過ぎてしまう生き物だ。そんな時に、この言葉ほど勇気を与えてくれるものはないのではないかと私は考える。


「クラーク博士と僕」(四星球)

 何にもなれない少年が理想と現実の差に苦しみ、知らないうちに始まっていた人生が何事もなく終わっていくことに不安を抱きながら、現実と向き合う主人公の姿が、聴き手の共感を生んでいる。

 クラーク博士の言った「少年よ、大志を抱け」という言葉の重さに耐えられず、理想と現実の差に苦しむ。しかし、どうすることも出来ず、ただ天に向けツバを吐く。

 この曲は、ただの応援歌ではない。必死にもがく主人公の姿はまるで漫画の様だ。そんな主人公の姿を見て、 自分も頑張ろうと思える。そんな1曲だ。


「ビューティフル」(毛皮のマリーズ)

 この曲は、昔のロックスターや少年ジャンプを見て「人生のような音楽」や「音楽のような人生」に憧れ、きっと誰かが自分を待っていると信じ続けていた。しかし、現実は自分が誰かを待っていることに気づく、その悲しさに男は必死にもがいていた。そして、自分に言い聞かせる様に「僕の人生は、ビューティフルに生きて死ぬためにある。」と叫んでいる。

 いつしか、自分よりも自分を理解してくれる女性に出会い、涙を流した。男は最後に言った。「今こそ私はこう言える。最後は必ず正義は勝つ」と。
 
 努力を続けても夢は叶わないかもしれない。しかし、この男の様に思わぬハッピーエンドを迎えることが出来るかもしれない。だからこそ、努力に限らず、辛さや苦しさを感じる場面に直面したときにもう少し頑張ろうと思える曲だ。


最後に

 今回、紹介した「少年たちに勇気を与えた名曲3選」は応援歌ではない。しかし、それぞれの曲の主人公の様に壁に直面し、悩み、苦しむ姿は誰もが共感出来るのではないかと私は考える。ぜひ、一度聴いてみて欲しい。

 今後も私のおすすめの音楽情報を投稿していこうと思う。

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