マガジンのカバー画像

発達障害の話

3
発達障害のことをつらつらと
運営しているクリエイター

記事一覧

いいこと日記その6 褒められた

身バレしかねないので詳しくは書けないが、就職活動をしている。

つくづく思うのは、就活とは「他人に評価される」ことそのものだということだ。ひたすら評価、評価の連続だ。他人に評価されることに恐怖を覚える身としては、苦しいことが多い。

そして発達障害を持つ身としては、なかなかいい評価がもらえない。できることとできないことが非常にアンバランスなので、雑用ひとつとっても満足にできない。

そんな中、支援

もっとみる

無邪気なステレオタイプ

発達障害者として生活していく上で、今までいろいろな支援者の方に助けていただいた。

そのことについては感謝しているものの、不満に思っていることがひとつある。

「このサービスを受けてみてはどうですか」

「うーん、人見知りだから人と話すタイプのはちょっとためらうんですよね」

「話す相手は発達障害の方が多いので大丈夫ですよ」

この、「発達障害同士だと話が合うだろう」と思っている支援者の方が結構な

もっとみる

人の顔が覚えられない人の世界

こんなことがあった。

家に帰ると、母が図書館戦争の映画を見ていた。画面の中にはちょっと気難しそうなイケメンがいて、ツンツンした演技をしていた。

「この人誰?」

母は驚いて言った。

「あんたうそやろ。ひらパー兄さんやで」

母がなぜ驚いたかと言うと、私はつい先日、「岡田准一はジャニーズなのにひらパー兄さんやってくれてえらいなあ」と言っていたところだったのだ。

「岡田准一」という名前と、何を

もっとみる