ライターとはどんな存在なのか
おひさしぶりです…!
開設してからちょいとばかり時間が空いてしまいましたが、さっそくいきましょう。今回のテーマはタイトルそのまま「ライターとはどんな存在なのか」です。
◆「ライターとは一体何者なのか」を考えるワケ
「ライターとは何者なのか」という問いに対して世間一般的な回答を出すとすれば、
「ライター」は、依頼された企画内容に合った文章を書く仕事です。ライターが書く媒体は、紙であれば書籍や雑誌、フリーペーパーなどがあります。Web媒体としては、ニュースサイトや企業のオウンドメディアなどもあり、需要は高い職種です。
形態としては、出版社や編集プロダクション、Webメディアを展開する企業などに所属するか、フリーランスとして媒体を固定せずに活動する方法があります。
引用元:マイナビエージェント クリエイティブ職の職種図鑑 ライター
https://mynavi-agent.jp/creative/jobindex/16.html
と、なるのですが、
…
…
これだとあまりにも広い……広すぎるぞ……。
でもね、これ、仕方ないことなんです。
どうしてかというと、ライターが活躍する場所も、記事の内容も、本当に多岐にわたるから。
活動の主体が紙媒体の人もいれば、ウェブメディアの人もいる。
扱う記事の内容がお金や保険にまつわる内容なら金融ライター、美術方面ならアートライター、旅行のプランニングや旅先の紹介ならトラベルライターなど。
特性という観点から見てみると、取材執筆と一緒に写真撮影もできることをウリにした「カメライター」、取扱説明書やマニュアルは「テクニカルライター」と呼ばれるライターが執筆しています。
他にもライター界隈ではよく知られているところでは、インタビュー内容をもとに著名人名義で執筆する「ブックライター」もありますね。
(かつてゴーストライターと呼ばれたこともありましたが、私はこのブックライターという呼び方が好きです。理由は後日。)
要するに、文章あるところにライターありと言っても過言でない状態なのです。
ちなみに私はウェブメインで活動する医療ライターです。医療以外にもコスメ、ファッション、アートなど複数ジャンルの案件をご相談いただくこともあります。
◆ぶっちゃけ誰でもライターです
ライターという職業は非常に細分化されていることに加えて、医学部に入学して6年間みっちり勉強して国家試験をクリアした末に取得できる医師免許のように、ライターを名乗るのに必要な資格があるわけでもない。
少し乱暴ですが、「私はライターです!」と名乗ってしまえば、その瞬間からあなたもライターなのですよ。
なのでライターをされている方とお会いしたときには、どんな内容を扱っているのか質問してみると、ライターという職業についてより具体的にイメージしやすくなると思います。
◆思い描く「ライター像」は人によって異なる
このnoteを読まれている方のなかには、これからライターになるため情報収集されている方もいらっしゃるかもしれません。もしあなたがそうでしたら、ちょっとやってみてほしいことがあります。
「ライターはこういうことをしている人」というのを、自分の頭で考えて、自分の言葉で組み立ててみてください。
ざっとしたメモで大丈夫ですので、今考えたことを手帳などに書き留めておいてください。内容は誰にも伝えなくていいです。そして、あなたがライターとして独立したら、このときに書いた言葉を振り返ってみてください。
これ、存外大事なことで、抽象的なことでもいったん言葉に落とし込んでみると、それまでぼんやりしていた姿形がハッキリしてきますし、なんとなく考えているときには見えてこなかった疑問が見えてくるようになります。
(ちょっと横道にそれますが、「これってどういうことかな?」とサクッとでも考えるクセをつけていたおかげで、ひょんなことでお仕事に役立ったこともチラホラあります。)
◆自分にとってのライター像とは
じゃあ私自身、ライターという職業をどのように考えているのか。
現役ライターとして活動してきたなかで、ライターってこんな職業じゃないのかなと考えるようになりました。
・言葉の力で、思いや考えを伝えるお手伝いをする仕事
・誰かの気持ちと行動を後押しする仕事
・自分の文章に最後まで責任をもつ仕事
書いた本人が言うのもアレですが、ホント抽象的だなぁ……。
◆おわりに
記念すべき初回にこのテーマを選んだのは、ライターのあれこれについてお話ししていく前に、ライターについて考えていただくことで、なんでもアリで懐の深いお仕事だということを感覚的に知ってもらいたいという気持ちからでした。
もちろんこれは現時点での考えなんで、将来的にはどんどん変化していくと思います。なんの気なしに今回とりあげたこの「ライターとは一体何者なのか」って質問、キャリアアップのタイミングなどで定期的に振り返ってみるといろいろおもしろい変化が出てきそうですね。
人によって想像するライター像は違うし、経験積んだらまた違った世界が見えてくるから、自分にとってライターとはどのような存在なのか考えてみると楽しいですよ。
あなたのなかでライターとはどのような存在ですか。
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