鈴木 宣尚|Suzuki Norihisa

ゆるゆるのんびりエンジニア。元WEBライター。ウンベルト・エーコの『フーコーの振り子』…

鈴木 宣尚|Suzuki Norihisa

ゆるゆるのんびりエンジニア。元WEBライター。ウンベルト・エーコの『フーコーの振り子』に驚愕し、ガルシア・マルケスの『百年の孤独』で本の力を思い知る。BUMP OF CHICKENをこよなく愛し、最近は梅崎春生のように、何も持たない場所から新たな表現を求めて「本を拾う」日々。

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ひとり『百年の孤独』プロジェクト、はじめます〈第2回〉

前回からの続き。 『本を拾う』0号づくりのプロジェクトを引き続き公開します! そして、7月21日(日)より、 東京・下北沢の「本屋B&B」さんで、 絶賛配布中です! ZINEってほどのものではなく、 それでいて読み物として成立する連続実験、 といった立ち位置の「フリーペーパー」です。 繰り返しになりますが、自分の走り書きメモの文字起こしなので、 けっこう生々しいかもです! 2024年7月9日(火) 【冊子の構成(台割)】 01 表1 02 表2(白) 06 まえ

    • ひとり『百年の孤独』プロジェクト、はじめます〈第1回〉

      突然ですが、 『本を拾う』0号 をつくってしまいました(マジ。写真は実物)。 ZINEってほどのものではなく、 それでいて読み物として成立する連続実験、 といった立ち位置の「フリーペーパー」です。 これから、この『本を拾う』づくりのプロジェクトを公開していきます! ただ、自分の日記の走り書きの文字起こしなので、 けっこう生々しいかもです! まずは最初の4日間から。 2024年7月6日(土) まずいタイミングでいつもプロジェクトは始まる いやいや、これは喜ばしい

      • たぶん、ラストで面食らいます 映画『Ryuichi Sakamoto|opus』を観て

        遅まきながら、映画『Ryuichi Sakamoto|opus』を観てきた。 これは、2023年3月28日に永眠したアーティスト・坂本龍一の最後のコンサート映画である。 全編モノクロームで、坂本龍一が独りでグランドピアノを演奏するライブドキュメンタリー映画だと思って観ると、おそらく、最後に腰を抜かすくらいの衝撃があると思う。大げさなようだが、少なくとも自分は唖然とし、しばし口をポカーンと開けていた。 この作品の仕掛けは、実に巧妙だ。 収録が行われたNHK509スタジオの

        • 独り者に読んでほしいイチオシ本 津野海太郎『歩くひとりもの』

          6月も終わりですね。 そろそろ読書録も載せていかなければ、と思いつつ、なんとなく過ごしまっていた自分を反省する反面、わりとのんびりもしています。 今回は津野海太郎さんの『歩くひとりもの』について書こうと思います。 津野さんは福岡県出身、1938年生まれで現在83歳の演出家・編集者・評論家。1965年に出版社・晶文社に入社し、併行して劇団「黒テント」の演出家として活躍。エンジニアにとっては『季刊・本とコンピュータ』の編集長、といえば「!」となるかも。 最近はあまり話題に

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        ひとり『百年の孤独』プロジェクト、はじめます〈第2回〉

          【運が悪けりゃ死ぬだけか?】『DIE WITH ZERO』を拾う

          図書館の予約者が609人だったので、 気になっていたけど、なんかなーって感じで しぶしぶ 『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』ビル・パーキンス著 児島修訳(ダイヤモンド社) を買いました。 ひとこと。 面白い。 2時間もあれば、流さず飛ばさずとも一気に読めます。 本当にゼロで死ねるか? たぶん、自分ならできるけど、 「貧乏なんだから、無駄遣いするんじゃねぇ」 という、ごくごく当たり前の反応が家族から返ってきました。 そうだよ

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          「本を拾う」とはどういうことか?

          みなさん、はじめまして。 鈴木宣尚(すずきのりひさ)と申します。 2023年の初秋だったか。 突如、 「本を拾う」 という短いセンテンスが降りてきました。 そのときは漠然と、 「ああ、これから本拾いの旅にでるんだな」 と、ふんわりと思っていました。 当時は、派遣社員としてRPA(ロボティクス・プロセス・オートメーション:業務自動化のITツール)の使い手として、いくつかのプロジェクトに参加していました。 1つのプロジェクトが3か月ぐらいと、わりと短かったため、あ

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