あなただけが愛撫する世界の一部.
電車の待ち時間に考えていたこと. 思考の飛躍,アイデアの醸成と結合, 現出. 1つのアイデアを形にする時の没頭力は必然的に必要な要素の1つになっていても, 1つのことだけを考えてるよりも遥かにいくつかのアイデアやプロジェクトを進めている時の方が進みが悪くとも閃きはくるよなって原体験を思い巡らせてる.
違う側面から見えるような, 急に拓けるような.
とどのつまり, まず目の前の1つに集中することは大前提だけれど, それはほぼ仕上げ段階の一瞬だけがborder lineであって…
それまでは寄り道をしながら仕上げを”見据える“方が味わい深いなと.
ゴールまで突っ走って走り抜けるスプリントラインならまだしも見渡せない道を歩むに, 今確かに見ることのできるあるいは薄暗く”在る“と感じる何かに寄ってみるのは悪くない.
こうやって考えてるとなんだかどこかの冒険記のようで面白い. でも実際そうなのだろう.
仲間に出会って, 道具を手にし, 無関係のクエストをこなして, 何かの世話をして, 時に拘留されて.
サンプル数1の再生産ばかりが巷で周りがちで, 案外寄り道の話が聞くことができないのはほんと些細なことだったり”実物“で語れることでなかったり. そうした指の間からこぼれ落ちていきそうな何かなんだと思う.
なおさら尊い.
あなただけが愛撫する世界の一部.
それがいつかあなたから出てくる何かに変わっていくのだろう?
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