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備忘録. 東京国立博物館.
東京国立博物館に行ってきたので, 備忘録をつけておく. (締め切りループの合間を練っていけたのでほんといい時間だった.)
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「人類って道具が好きだねー.」って話はひとまず置いといて, 具現と機能をまじまじを感じた展覧会だった気がする.
偶像視されるのは被造物であり, そこには生命が形をとった生き物と呼ばれるもの達が独特のフォルムをしている様を見ながら共通理解のためのイコンという高度に発達した知性の恩恵を想起しつつ一方で素材そのものが持っているこれまた脳の幻想が生み出す“色”という名の色即是空が経年劣化してもなお壮美に異彩を放っている.
機能に特化してなお, そこに宿る美しさや雅やかさには心底この世界の設計図に感嘆するし人類の痕跡として残っている物体を目で撫でる行為は誰かの仕草を思い起こす.
茶器や雛道具を眺めては, ある種の無限に連れて行ってくれるし祭具や備え物として作られた道具が今こうして飾られている様子を俯瞰しては, “売るために作られたアート” とやらの滑稽さに心底反吐が出るなと改めて思う.
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生きる過程, 天命の誓いと応答, 生命との対話. それらに対するリフレクションとして骨董品と化した文化遺産は, 単に時間を旅させてくれるだけでなく人類の生きる営み, 所作がどれほど尊く貴い創造的行為なんかを教えてくれる.
良き1時間半だった..
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