リアルスナックをやってみる

2022年9月29日 00:13

いきなりどういうことかと言うと、前置きが長くなりますが、オランダには、我々が恩恵に預かっている、日本人は労働許可なく働けるという制度の再発見よりもっともっと時を遡り、主に国際結婚をされた日本人女性や、オランダの企業に現地就職されて奮闘中の日本人の方々、学生時代にオランダにやって来て今も尚住み続けられていらっしゃる日本人の方々などの先人達によるコミュニティがいくつかあります。

「国際結婚を考えるカモメの会」や「在蘭邦人相談窓口」、「(財)日蘭ネット」、「Japan Women's Club」、「NALC Holland」など、僕はどこかに属している訳ではありませんが、狭いオランダで、お世話になる日本人の方々はどこかのコミュニティに関わっていらっしゃることも多く、僕もたくさんの先輩方にお世話になっており、そのお陰で今尚有意義なオランダ生活を送れていると言っても過言ではありません。

そんな数あるコミュニティが協賛し合い、2021年コロナ禍において、
Japan Communities Platform 　略してJACOP（オランダ語読みでヤーコップ）という在オランダ日本人コミュニティの総合的なプラットフォームが財団として発足したそうです。

具体的には、日本人の為の老人施設の設立などを目指したり、オランダ現地人の方々とボランティア活動を通じて交流を深めたり、年々増加傾向にある在オランダ日本人がより暮らし易くなる為の土台としてJACOPが存在してくれることで、将来オランダに骨を埋めることになったり、自分達の子ども達や孫達、そのまた先の未来への安心感が担保されるような、そんか大きな動きの様に、勝手ながら感じており、微力ながら何かしらで関わらせて頂きたいなあと考えておりました。
#まだ前置き中

そんなJACOPの活動施設として、アムステルフェーンにあるアート施設SAKB KunstLokaalでこの度、JACOP主催のイベント「BUNKA-SAI」が2022年10月8日（土）に執り行われることになり、元々小学校だったというその建物の特性を活かし、たくさんある部屋でそれぞれの団体が何か出し物をやるという、正に文化祭的な地域交流イベントで、一つの部屋（小屋）のオーガナイザーとしてこの僕に話が来たという訳です。
#察しの良い方は既にお気付きでしょう

そのJACOPのメンバーで、いつもお世話になっているオランダの日本コミュニティ誌 mooi-mooiの水迫編集長から直々にご依頼頂いたのですが、初めは説明もほとんどないまま、「村上さん、イベントやるのでカラオケ大会とかを仕切ってくれません？」という何とも大雑把な依頼だったのですがw、こちらとしては「え？え？！どういうことですか？」状態で、そこからイベントの中枢まで入り込んで、名だたる在蘭邦人の重鎮の方々が集結する打ち合わせの席に同席させて頂きw、この話を要約すると、財団になったこのJACOPでSAKBを使って地域交流イベントなどを積極的に催し、活性化していこうと、今回この「BUNKA-SAI」が立ち上がり、在蘭邦人のいろいろな層にもリーチする為にも、この私に白羽の矢が立ったという訳です。
#あともう一息

そして、そのSAKBの施設内に一つ、離れ小屋みたいな独立した部屋があり、せっかくだからその小屋でも何か催さないと勿体無いということと、離れ小屋だというのを利用し、カラオケ大会（過去にもアムステルフェーンでそういうイベントがありました。）という案が出て、そんなエンタメの仕切りと言えば村上が適任では？となったと勝手に解釈しておりますw
#知らんけど

ただカラオケ大会だとそもそも機材は？予算は？誰が参加するの？と問題山積みなのと、現場を下見に行かせてもらったところ、普段は版画等の教室やワークショップなどを行なっている場所らしく、そのままの内装で雰囲気的にはかなり厳しい、なかなかの殺風景さということが分かり、ここでいきなりカラオケ大会は厳しいな〜と、方々に相談させてもらったところ、お酒を飲みながらカラオケ歌ったり、勝手に踊ったり、おしゃべりしたり、みたいな雰囲気で村上ママがその場を盛り上げるみたいな感じだったら行ってみたいかも、というようなご意見を頂き、そこで行き着いたのが「スナック」という訳です！
#ようやく辿り着きました

実は未だに時々ですが、音声アプリ“Clubhouse”で、日本食材デリバリー中はオンラインスナック“はにもこ”を開催し、訪れてくれる常連さんや一見さんとたわいも無いお喋りを楽しんでいるのですが、この度リアルスナック“はにもこ”として、このBUNKA-SAIで一日限定オープンしてしまおうと、見事に着地した訳でございます。

まあアルコールは販売できないそうなので、ソフトドリンク対応にさせて頂き、予算も僅かなので、カラオケはちょっとした機材をお借りし、小さなTVモニターを持ち込んだり、頭を使って何とか形にしようと、どうにかこうにか当日お越し頂く皆さんに楽しんで頂こうと、そういう事情に相成りました。

当日は大型助っ人にも声をかけ、（誰が来るかは来てからのお楽しみw）実際にどれぐらいのお客さんが来てくれるのか？男性か？女性か？どちらでもないか？子ども達が押し寄せるのか？若者達がたむろするのか？近所の方？現地人の方？とフタを開けてみないと全く分からない状態ですが、フラッと立ち寄って頂き、雑談に花を咲かせたり、悩みを打ち明けたり、偶然近くに座ったお客さん同士で交流が生まれたり、求人、宣伝、情報交換、出会い、待ち合わせ etc...

何が起こるか分からない、そんなエンターテイメントな憩いの空間スナック“はにもこ”で素敵なひとときを過ごしませんか？
ご来場お待ちしております！