【回想】ヒヤヒヤ体験 その1
2020年8月13日 デンマークに向けて出発する予定でしたが、大切なものがなかなか届きませんでした。流石にパスポートではありません。
それは居住許可証(residence permit)、通称学生ビザというものでフォルケホイスコーレの学生としてデンマークに滞在することが公に認められたことを証明する書類です。
コロナ禍でなければ、そのビザがなくてもまず旅行者としてデンマークに入国し、90日以内に手続きをすることも可能です。しかし時期はかなりの非常事態。7月2日に日本人旅行者のデンマークへの入国制限が緩和されていたのとはいえ、コロナの感染者数によっていつ事態が変わるかもわかリません。確実に入国するためには、この学生ビザを持って出発したいと思っていました。
7月2日,デンマーク外務省は,入国制限の緩和と渡航勧告についてプレス
リリースを発出し,日本を含む6か国からデンマークへの旅行者の入国制限が緩和されることが発表されました。一方,デンマークから日本への渡航勧告は引き続きオレンジ(不要な渡航の中止勧告)のままとなります。
なお,同プレスリリースでは言及されていませんが,現在,デンマークへ観
光目的で入国する際は,原則デンマーク国内で6泊以上することが求められており,宿泊予約証明書の提示が必要とされています。 在デンマーク日本国大使館websiteより
途中でフィンランドのヘルシンキで乗り換えもあることから、フィンランドへの入国制限も確認しなければなりません。デンマークで学生として入国が認められていると確認できたら、フィンランドで足止めされる確率は下がりそう。飛行機に乗り込む前に、カウンターで学生ビザを見せる必要があるなどとも聞き、これは絶対必要!と首を長〜くして待っていました。
早い人だと3週間程度で届くが何ヶ月もかかる人もいるとか。6月の末に手続きを完了した後は待つしかありません。実家に荷物を送ったり、留学に必要な大きなスーツケースや物品をネットで買い物するなど忙しい日々を過ごしていました。
問い合わせても返事はもらえないと知りつつ、できることは全てやっておこうと思いました。大使館宛に催促のメールをしましたがその答えは「その業務は大使館では行っていません。 VFS Globalにお問い合わせください。」でした。(VFS Globalとは、生体認証という手続きを大使館の代行で行っている組織です)ビザは明らかに大使館の業務範囲です。代行業者が返事できることではないはず。はぐらかされてる気がしてなりません。
前日になっても届かず、もう仕方ないな、届き次第家族に頼んでデンマークのフォルケホイスコーレに送ってもらおうと、郵送準備もすることに。
レターパックで送ってもらうことにしていたので、追跡するための番号が手元にあります。しつこく調べていたら、やっと前日の8月12日に届くことに!!
余談ですが、伊丹発羽田行きのフライトは、8:25発だったはずなのに、しら〜っと勝手に?7:30発に変更になっていました。朝の1時間、しかも前倒しはかなりきつい! ただ、周囲では出発日のギリギリに、ロングフライトキャンセルのメールが来て焦っている人をたくさん見ていたのでまだマシな方でした。
ソワソワしながらも、空港へのリムジンバスの時刻を確認したり、パッキングをしているうちに、やっとこさ届きました、前日の17時。
なんでまたそんなギリギリに!?わざとギリギリに届くようにしたのか?出発を見越して早くしてくれたのかは不明です。良いように考えるしかない。
しかも届いた書類はこれです! メールで送ってくれてもよさそうなくらい簡素な書類でした。。。デジタル先進国のデンマークなのに、なぜ紙で??
紛失に備えて写真を撮ったり、忘れないように荷物に入れてほっと一息。やっとデンマークへ出発だ!
※今思い返すと「ビザが来ないなんて、神様が留学するなって言ってるのかしら?」とまだ周囲の目を気にする自分がいました。
1. そんな!いいんですか!? 嬉しいです!! フォルケホイスコーレ作りのための勉強に使わせていただきます♪