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【回想】 デンマークのバス事情!?

コペンハーゲンに到着後一泊して、デンマーク第2の都市オーフスへ向かいました。

コペンハーゲンからオーフスへの移動はいくつか方法がありますが、わたしの中では「電車」か「バス」のどちらかで考えていました。実は他にも、「バス+フェリー」という楽しい移動方法もあり、その後はこれも利用していました。

電車の移動は昨年経験済み。違ったことをしてみたいなというのと、格安のFlixbus の存在を教えてもらったのでチャレンジ。どうやって知ったかというと、デンマーク留学前に一般社団法人IFASのshunさんが、同時期に留学する人を集めていろんな交流会をオンラインで催してくれていました。私が留学予定の学校にすでに在籍していたmiyuの話を聞く機会にも恵まれ、その時に移動方法としてオススメしてもらったのです。あの時は本当にお世話になりました。miyuはその後同じ学校の寮でお隣さんとなり色々ともっともっとお世話になるのですが。

大荷物を持ってのバス停探しは大変なので、まずホテルに荷物を預けたら、バス停の場所を確認。これで一安心と思ったら…

Flixbusとはヨーロッパで広く展開されている格安バスの会社です。格安航空券と同じように、シーズンや混み具合、早めに買うか直前かで価格が大きく変動する仕組みをとっています。格安なだけにサービスはシンプルです。移動だけを格安にしたい人にはぴったりです。

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サービスがシンプルな割に、携帯電話の充電ができるようになっているのには感謝感激でした。

私は大きな荷物をトランクに乗せるのに非常に苦労しました。背が高い北欧人仕様なのか荷物入れがかなり高い位置にあるのです。筋トレしているみたいになります。 運転手さんに手伝いをお願いしたけど、無理でした。格安のバスだから仕方ないかもと自分で持ち上げたら腰が”くき”ってなり怖かったです。あとで友人に聞くと、「頼んだらやってくれるはず、その人がLazyなだけでは?」と言われて、その後何度か乗った時は、運転手さんが上げ下ろしをしてくれました。この問題以外はFlixbusは便利で活用させてもらいました。

さてさて、オーフスからは路線バスに乗り換えます。こちらはローステップのバスなので荷物を載せるのは楽でしたが、2車両連結のバスでした。なぜかそのバスの連結部分に座ってしまったため、バスが曲がるたびにスーツケースがあっち行ったり、こっち行ったりします。

そして最大の難関は路線バスの降り方です。日本のように降車を知らせるブザーはあるのですが、アナウンスはありません。バスが今どこを走っているのかをアプリで随時確認しながら、慎重に意思表示をしなくてはいけません。去年来たはずなのにどうも自信がないのは残念。しかもバスの運転手さんはデンマークへの移民の方が多くて、英語を話せない人が多いです。デンマーク語が外国語という方なので、こちらの下手なデンマーク語の意図や発音を汲み取ってもらうのは難しい現実もあります。

しかも今回は絶対に失敗できません。なぜかというと、1時間に1本程度しかバスがないので、降りる場所を失敗したら歩くしかありません。しかも20キロ越えの荷物を持って。長旅の疲れからうとうとしていたのですが、急に心臓がバクバク鳴ります。学校からのお手紙には「似た名前のバス停がありますが、このバス停で降りてください」という親切な記載がありました。しかしデンマーク語のバス停なので日本人としては判別が難しかったです。

ちなみにデンマークではとても便利なアプリがあり勧められて事前にアプリをインストールしていました。分単位でどこのバス停を通るかを見ることができます。数分の遅れはありましたが、かなり正確だという印象があります。

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結局、乗り過ごすのが怖すぎて降りるべきバス停の1つ手前で降りてしまいました。バス停1つ分スーツケースを押しながら歩くことになりました。汗だくになりながら、フラフラと少し傾斜のある道を歩き、クタクタに。

この冒険には後日談がありまして、正しいバス停で降りると、とても急な階段を上らなければなりませんでした。究極の選択です。後から来ることになっていた日本人には、「1つ手前のバス停で降りて長く歩くか、ちょうどのバス停で降りて急な階段を登るかの選択肢があります」とお伝えしました。

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↑そびえ立つ階段。ステップが狭いので大きな荷物を置くと落っこちます。休みなくのぼり続ける必要あり汗

後から来た日本人は学校お勧めのバス停で降りて、立ちはだかる階段に驚きながらも、ちょうど通りかかった人に助けてもらいながら荷物を運びあげておられました。良かった、良かった。

4ヶ月の留学となると、旅行とは違って荷物が多くなりがち。でも「何でこんなに持ってきたのだろう」という後悔の嵐でした。自分がコントロールできない荷物は持つべきではない=断捨離の大切さを感じました。

ちなみに、私は行きの飛行機で重量超過していて、1万円追加で払うことになってしまいました。重いものだけスーツケースから取り出して手荷物に移し替えようかと思ったのですが一度開けると2度と閉められなくなる危険を感じ、大人しく追加料金を払いました。 

何事も自分でやってみてわかることってありますね。こういうのも海外留学の醍醐味なのかもしれません。

1. そんな!いいんですか!? 嬉しいです!! フォルケホイスコーレ作りのための勉強に使わせていただきます♪