見出し画像

【映画】「感染列島」(ネタバレ満載)

今朝テレビで日本医師会の横倉義武氏という方が
「お若い方は『感染列島』という映画をご存知ないようだ、ぜひ見てほしい」みたいなことを仰っていて、浅学にも知らなかった私はいそいそと拝見したわけです。

この映画が公開されていたころ、私は慣れない育児に振り回されて、ありとあらゆる娯楽から遠ざかっていた時期です。お陰様で名前すら知りませんでした(すみません)。まぁ当時暇だったとしても絶対見ないようなジャンルの映画ですね。映画はコメディかアクションしか観ないので…。

おそらく、今回の騒動がなかったら「ふーん」としか思わない内容だったと思います。「あー、そうだよね、わかるわかる、頭できちんと理解できてるから大丈夫」と、どこか高みから見ていたのではないかと思います。そもそも医療もの映画に興味がないので、絶対スマホ弄って半分も見てなかったと思います。ところがこんな時期ですので、見方が変わりましたね、さすがに。

今回は嫌がる子供を無理やり座らせて3人で観覧(ひどい親)。
コロナとは色々ちがうウィルスの話ですけど、コロナだっていまからどういう変化をするか分からないわけですし、「自分達の身に起きうること」という当事者意識を持って観るととても臨場感がありますね。
映画らしく、かなりショッキングに描かれていますが、これくらいしないと今の若い人には伝わらないかもね。

そしてラストでは、誰かスーパーヒーローが登場して頑張ってくれるわけではなく、ワクチンが駆逐して物語を強制的に終わらせてくれるというあたりも現実味があります。
でもそのワクチンができるまでに半年かかるんだよ、いまが正念場なんだよ、というのもひしひしと伝わってきます。日本医師会の人、教えてくれてありがとう。

もちろんフィクションとして色々ツッコミどころ満載ではあるのですが(どうやってこの状況で日本人が飛行機に乗って海外に行けたんだろう? 絶対受け入れ不可だろうに…とか)
ここでも「ウィルスを殺すのではなく人間と共存していくこと」が少しテーマになるのが、今日のこの日を予見していたかのようで少し身震いしちゃいましたよ。黒板に残っていた「ウィルスをどうやって殺すか」の文字を消してしまうあたり、うまい感じに作中に組み込まれててニクイ演出だなぁ。

血清を使った対症療法がこの時代はどうやらNGだったようで(?)、最後のシーンで劇的に描かれているわけですが、素人なので2020年の今がどうなのか素人の私には分かりません。でもワクチン作るのも大変なんですね。素人の私は「まだワクチンできないのー!」と思ってしまいますが、よく考えたらまだ中国でコロナが蔓延してからわずか数ケ月。時間との勝負ですね。

だからこそ、いまの我々の動きが重要なんだなと改めて考えさせられました。あと数ケ月、あと数ケ月がどうして我慢できないのだ、若者よ!
小学生だって1ヶ月以上の在宅を強制されていて我慢してくれているのに、「飲みに行きたいから~」って夜の街に繰り出す若者の映像をテレビで見ると頭が痛くなりますね。

とにかく今すぐ日本中の民放はこの映像を流すべきだと思いました。
金曜●ードショーとか火曜サ●ペンスとかの枠で。amazonプライムは無料でしたのでぜひ。

あと大好きなカンニング竹山さん、「大物のはずなのににじみ出る小者感あるキャラ」が素晴らしい演技でした(笑)会見で下向いてぶつぶつ文句言うとか(≧▽≦)



もしサポートのご意思があるなら、お気持ちだけで。別の困っている方へ直接ご寄付ください。私と私の家族は元気なのでnote経由のサポートの必要はありません(*'ω'*)