見出し画像

感度の高いわたし(HSS型HSP)の身の守り方

先日募集したInstagramストーリーの質問の中で
ぜひ丁寧に書きたいな。と思うご質問がありました。

なりかさんは、感度が高く、常に喜んでいるイメージがあります。

わたしも感度が高く、感受性の強い方だと思っているんですが、感度を高くしていると、よいことも受け取るけど、わるいことも受け取りませんか?

対処だったり、自分の守り方みたいなもの、気を付けてることがあれば、教えて欲しいです。

とっても大切なご質問をありがとうございます。
そしてわ!か!る!と共感しすぎて、うなずきすぎたわたしは首が筋肉痛になりそうです。(貧弱)

ということで、誰が読んでんねん、わたしの生い立ち。は一旦小休憩を取らせていただいて

今日はこちらのご質問についてお話をしてみようかと思います。

お時間のある方、もしよかったらお付き合いくださいませ。


文章では何度か書いているので、ご存じくださっている方もいるかもしれないのですが
わたしはHSS型HSPという気質を持っています。

殆どの方が「なんやねんそれ。」だと思うのですが
自分がそうだと気がついてから随分生きやすくなったので、いつかの誰かの救いになるといいなと信じて今日もちまちまと書かせていただきますね。

苦手な方はどうぞご無理なさらずに〜!

HSPという言葉はいろんなところで目にする機会も増えていて
「繊細さん」なんて言葉でご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

わたしもHSPについて知ったのはTwitterの記事がきっかけで最近知り得た知識なのですが
ざっくり言うとこんな感じの気質のことです。↓

HSP(Highly Sensitive Person)という概念は、アメリカの心理学者であるエレイン・N・アーロン博士によって見いだされました。

生まれつき感覚情報を処理するプロセスが高度(深く細かい)な人々のこと。
とても敏感で傷つきやすく、共感力や直観力、想像力に長けた人々を指します。(どの社会にも約2割は存在する。)

なんだか難しそうに聞こえますが、簡単に言うと
「人よりも感度の高いアンテナを常に張っている人」
のような感じで捉えていただけたらわかりやすいかもしれません。

他には
情報処理が深い、共感しやすい、過剰な刺激を受けやすい、
心の境界線がもろい、刺激に敏感ゆえ疲れやすい
みたいなのところもざっくりとした特徴です。

これらはHSPの特徴なのですが
わたしの持っているHSS型HSPという気質はこれに加えて

HSSとはHigh Sensation Seeking(刺激探求型)のことで、

内向的で静かな生活を好む本来のHSPとは違い、
どちらかというと外向的で好奇心が強いタイプを指します。

つまり「HSS型HSP」とは、「非常に敏感なのに刺激を求めてしまう人」のことです。
「HSS型HSP」はHSPのなかの3割を占めています。

ということが特質としてあげられます。

何が言いたいねんといいますと、

感度の高いアンテナを常に張っているので
いいことも嫌なことも敏感に感じ取る繊細さがある故疲れやすい。(HSP)
くせに
刺激を追求して自ら刺激に飛び込んで、結果めっちゃ疲れる人(HSS型)

です。(伝わってほしい。笑)

(でも気質なので病気はなく、「いろいろ気がついちゃう人なんだな〜」くらいに見ていただけるとありがてえでやんす。)


前置きが長くなりました…

ご質問者さんも書いていらっしゃいましたが
わたしは小さなことにも、ものすごく幸せを感じ取るタイプです。

心地よい風が吹けば「人生最高かよ」と思い
どこかの家からトーストの香りがしようものなら「幸あれ…」と泣きそうになるし
下手くそな指使いのピアノの音が聴こえると「頑張れ!あと少し!」と自分ごとのよう応援したくなるし
最近のブーゲンビリアの咲きっぷりに「なんと誇らしいの!」と失禁しそうになるし(ちょっと言い過ぎましたごめん)
良いトリートメントを使ったあとの自分の髪を触ってニマニマが止まらなかったりします。

この辺は有難いことに今の仕事にもすごく活きていて、
人よりも敏感に感じ取ることが出来るがゆえに小さなことにいちいち感動して、嬉しくなって、残したくなります。
そしてその見えた世界を「見ておくれよ、あなたたち最高じゃない?」と届けたくなります。


と、ここまではいいのかもしれないのですが、
お聞きになりたい肝心なことはここの、反対側のことですよね。

つまるところ
これら(ポジティブ)の真逆、ネガティブなことについても同じくらいキャッチしてしまうということですね。

書いてしまうとあれなのですが、今日はあえて書いて見ようと思います。

(頑張れるかなー。。がんばれー!)

わたしは
苦手な香り(香水、タバコ、強すぎる花のフレーバー)を嗅ぐと気持ち悪くなってしまうし
集中しているときにパリピな音楽を聴くと心がザワザワしてしまうし
誰かが怒られていたり、怒っていたり、悲しんだりしているのを見聞きすると軽くできないか思考が止まらなくなるし
不意打ちの強い光や、ショッキングな映像を見ると結構な時間引きずってしまいます。
満員電車とかはもう最高に苦手で、匂い、密着してしまう他人の体温、肌に触れてしまう他人の髪毛の感覚、イヤフォンから漏れる苦手な音楽、誰かの舌打ち、張り詰めた空気感、みたいな感じでネガティブ受信のオンパレードでした。


加えてわたしは特に人の気分や機嫌に敏感でして、
ネガティブな影響を与えるような存在が近くにいると、
それをポジティブに転換しようと対応し、結果疲弊するという悪循環を起こしてしまいます。

でもこのことに気がつけてからは
ある程度対処することができるようになってきました。
(ここからが今日の本題ですね。長くなってしまってすみません)

どんな風にしたかといいますと それは、
ポジティブなことはこのまま引き続き繊細に感じ取ったままで、
ネガティブなことはできるだけ具体的にリストアップし、そこから全力で距離を取ること


です。(あれ意外とシンプルだった)

ポジティブなことはすごくいいことだと思うので、
うわああ〜〜ブーゲンビリア最高〜〜〜〜幸せ〜〜〜〜と声に出したりするんですが(やりすぎると引かれます。笑)

ネガティブなことは
「自分が何にマイナスな気持ちを引き起こされるか」をできるだけ細かく向き合って言語化し、リストアップしました。

この作業は最初はすんごく苦痛なのですが
一度できるだけ掘り下げて細かく向き合うと、その後具体的に避けることができますのでどうか一度、頑張ってみてほしいです。

質問者さんは文面から読み取るに
謙虚で心が優しく、自分を後回しにしちゃうような方だと想像するんですね。
なのでもし

「好き、嫌い」での判断が億劫であれば
「なんか苦手だな、あの気持ち」という感情をもたらすものを
どんどんリストアップしてみるのはどうでしょう。

そしてそれらを回避できないか、接点を減らせないかを考えて行動してみるのもきっと素敵だと思うのです。

わたしの例を具体的にあげますと

満員電車が苦手だと気がつき、交通手段を変えることができました。(関東から沖縄に引っ越して電車→車移動になりました)

そして雑音が苦手なわたしはノイズキャンセリング機能のイヤフォンの恩恵を受けまくっています。

苦手だな、と思う人がいる職場は接点を減らすように試みましたが無理だったので退職しましたし(これは上京する前の沖縄の会社です)

大好きだけど職場の愚痴がずっと直らないオカンのことを嫌いになりそうだったので、全力で向き合う→変わらない→流す→変わらない を経て諦めて一人暮らしを始めました。

自分が好きだと思える人との関わりを増やして
苦手な人やモノからは意識をして、意志を持って、距離を取る。接点を減らす。

そうやって自分を守ることを続けると、
心地良い空間で過ごす時間が増え、
好きな人との関わりが多くなり、
穏やかな気持ちで過ごせるようになりました。

引っ越しに伴い、いるかいらないかわからないものを処分して
お気に入りのアイテムだけを揃えていくことも、心が嬉しくなる試みでした。

他にも、もやもやを手放すために答えが出るまで思考をして、
アウトプット(わたしの場合は文章でした)するのも、頭と心のキャパが増えるのでおすすめです。


という感じで、具体的に書くと上記みたいなことをしたのですが、ご参考になりますでしょうか。。。(ちょっと不安になってきた。笑)

人によってやりやすい解決方法は様々だと思うのですが、
自分を守り、大切にしてあげることを、勇気を持って一番の優先項目にしてみてもらえると嬉しいです。

心が穏やかで安定してくると、笑顔も増えますし、幸せが満ち溢れて愛を還元したくなったりしちゃいますよ。(幸せ野郎なりか)

ということで(?)わたしなりにいただいたご質問に答えてみる会、今回はこんな感じでした。

どうか少しでも心が軽くなりますように。


今日は結構デリケートなところを書いてみましたが、変わらずに読んでいただけてすごく嬉しかったです。

いつもながら読みづらい文章を最後まで読んで下って本当にありがとうございました。


自分もたくさん、自分を抱きしめてあげてね。

それではきっと、また明日。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?