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そうだ京都、行こう。

とある休日のこと。
 
雨の予報が外れて、朝からピーカン!
お出かけ日和に心ザワつくけれど、外出の予定は無し。
ああ、もったいない!さあ、どうしよう・・・・・・と、こんな時、思わず口をついて出るのは

a.  さて…どこに行こうか?
b.  さて…どこへ行こうか?

どちらでしょう?

違いは「に」と「へ」。
どちらも動作・作用の帰着点を示す格助詞。なので、その意味では違いがありません。

ただ、「へ」には、もうひとつ、動作・作用の“方向”を示すという意味があります。
その意味があるからか、「さて…どこへ行こうか?」には、何となくフワっとしている感じ、曖昧なところがあるように思いますがいかがですか? 

とりあえずどこか外出したいのなら「b.」、連れが居るような場合には「a.」と使い分けるのはどうでしょう?
あくまでも個人的な見解ではありますが。 

では、とある日曜日に休日出勤。こんなときは・・・・・・さて何と言いましょうか? 

c.  会社に行ってくる
d.  会社へ行ってくる
 

もしあなたが家庭を持たれているのであれば…ここは「c.」の一択をおすすめします!
あらぬ詮索もされず、感謝?哀れみ?の視線を独り占め。
仮に「d.」を選んだ場合、どうなるか?

「もしかしたら会社には行かず何処か・・・・・・」と、疑心暗鬼の視線を受けながら、玄関を出て行くことになるかもしれませんよ!笑

センス!?そんな俗人的なこと、マニュアルの世界ではタブー、避けなければいけないと思いますが、この「に」と「へ」、きっちり使い分けられたらセンスいい人の仲間入りできますよね?

えっ、もっといい方法があるって?
何ですか、それ?…ああ、あの珠玉のコピーですか・・・・・・ 

そうだ京都、行こう。

「に」でも「へ」でもなく、あえて格助詞を入れないという潔さ。今でも愛されるわけですねー。天晴れ、さすがです!

さて、明日からはゴールデンウィークが始まりますが、みなさまはどこに出かけるのでしょうか?
考えるだけでもワクワクしてしまいますね。

この長期休暇を使ってどこかへ出かける際は「に」と「へ」に少し意識を向けていただけるとうれしいです!


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