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子どもの叱り方

「どうしてうちの子は言うことを聞かないの?」とため息をつきながら、悩んでいいませんか?

育児において、子どもを叱ることは避けて通れない難題です。叱り方ひとつで子どもの成長や親子関係が大きく変わるため、悩んでいる親御さんも多いでしょう。

この記事では、子どもを健やかに育てながらも、効果的に叱るポイントについて解説してまいります。



▶︎上手な叱り方

①同じ目線で

叱る時は子どもと同じ目線に合わせるようにしましょう。

上から話しかけると子どもは威圧感を感じてしまいます。また、他のことをしながら怒っても親の機嫌が悪いだけだと感じてしまいます。

0歳の赤ちゃんでも親の目を見て感情を読み取ろうとし、信頼や愛情を感じ取ります。目をみて叱ることもスキンシップのひとつです。


②いったん気持ちを肯定して叱る

いきなり頭ごなしに叱られては子どもは聞く耳を持ってくれません。

「触ったらダメよ」→「つい触りたくなったんだね。でも怪我するから危ないよ」といったん子どもの気持ちに寄り添うことが大切です。

肯定してからダメな理由を伝えることで、どうして叱られたのかを理解することもできます。

また、叱る理由も1回にひとつです。あれもこれも一度に注意してしまうと何で叱られたのかわからなくなります。


③その場で叱る

危険なことをした時などは、すぐにその場で叱ることが大切です。

ダメな理由をその場ですぐに叱らないと「なぜ」叱られたのかを子どもは忘れてしまいます。

ただし、お友達など周りに人がいる状況で大声で叱ってしまうと、子どもの自尊心を過剰に傷つけてしまうことになります。

その場合はそっと別の場所に連れて行き、叱るようにしましょう。



▶︎絶対ダメな叱り方

※手を挙げるような暴力はもってのほかです。
絶対に避けるべき叱り方を知ることは、子どもの健全な成長と親子関係を守るために非常に重要です。ここでは、絶対にダメな子どもの叱り方について考えてみましょう。


①比べない、人格否定しない

ついついしてしまいがちですが「お友達の〇〇ちゃんはできるのに」と人と比べられて否定されると、自尊心が傷つけられ自分に自信が持てなくなってしまいます。

また、「ばか」や「太っている」など人格を否定することは絶対にやめましょう。

人格を否定することは、しつけや叱る行為では決してありません。

思うように子どもが言うことを聞いてくれなかったりして機嫌が悪いからと言って、子どもにあたって発散しているだけになってしまわないように、大人が冷静になるようにしましょう。


②くどい叱り方はやめる

叱る時に何度も同じことを言ったり、過去のことを掘り返してくどい叱り方はやめましょう。

いつまでもくどく叱り続けると、最初に注意された内容を忘れてしまうだけでなく言葉を受け付けられなくなってしまいます。

「怒られたけど、よくわからないしとても嫌だった」という不快な気持ちだけが強くなり、なぜ叱られたのかわからなくなってしまいます。

叱る時は短い言葉で簡潔にビシッと伝えるようにしましょう。



▶︎まとめ

叱った後のフォローも忘れずにするようにしましょう。

叱られるとその後の気持ちの切り替えが苦手な子どももいます。

重たい空気感をいつまでも続けずに、ハグをしてあげたりしてフォローしてあげることも大切です。叱ったことによって行動が改善されたら、褒めて認めてあげましょう。

また、年齢や成長に合わせた適切な叱り方も心がけると効果的です。幼児期の場合は、叱ると言うよりも大切なことを短く伝えるという意識がベストです。


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