蜂鳥 要

変人です。 絵や思った事や小話をつらつら書いています。 てらってなく、しかし打算もあり…

蜂鳥 要

変人です。 絵や思った事や小話をつらつら書いています。 てらってなく、しかし打算もあり。 しかし、不細工な文章です。

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  • 動物園横の小さな家

    小さな家の不思議な出来事

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怪物と僕、君と怪物

日蝕 それは夏のうだる様な暑さの中。 皆既日食の日の出来事である。 皆が日食に嬉々としている。 人々は黒い下敷きのようなメガネで太陽を見ていた。 1組のカップルの男性はキザな台詞をはき、女性はうっとりと太陽を見ていた。 また別の少年たちは、昼日中なのに暗くなった事にワクワクしているようだった。 明るくなるとお祭りムードの消し飛ぶ様な悲鳴が聞こえた。 ふと周りを見廻すと異様な生物がいる。 それは小さなこちらの悲鳴と共に叫びを上げた。 人と怪物は互いに牽制していたが、逃げ

    • 自分の無知、品性の無さに気付く事は 自分の伸び代を見つけた良いタイミング。

      • 思考が科学、感覚がスピリチュアルと思うところがある。

        • 親しき中にもなんとやら。

          家族、友達、恋人、他人。 どの相手にも変わらず言えるのは。 言葉の伝え方って大切だと思う。 何を思っているかによって相手が受ける印象は変わる。 相手のことを想って言った言葉か、他のことを想って言った言葉かはアクセントや言い方、声質、表情などで伝わると思っている。 ある種スピリチュアルな言い方かもしれないが、念となって相手の心、思考、感情に入り込むと言っても良い。 人は鈍感であるが、若い感覚に限らず… 感情や想いを伴ったものや逆に言葉だけのもの。伴っていないものには敏感に

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        怪物と僕、君と怪物

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        記事

          明けましておめでとうございます⛩ 今年の正月休みは食べて飲んでダラっと過ごしてました。 太り気味かも笑 皆様良いお年を過ごせますように✨

          明けましておめでとうございます⛩ 今年の正月休みは食べて飲んでダラっと過ごしてました。 太り気味かも笑 皆様良いお年を過ごせますように✨

          物事が出来るようになるのも経験だけど、出来ないと知ることも経験なんだよなぁ かなめ

          物事が出来るようになるのも経験だけど、出来ないと知ることも経験なんだよなぁ かなめ

          後悔先に立たずとは言うものの、やらない後悔よりやって後悔した方が実りはあるな〜

          後悔先に立たずとは言うものの、やらない後悔よりやって後悔した方が実りはあるな〜

          もう1人の自分

          今年で41歳になった。 でも悩む事、惑う事はたくさんある。 そういう時僕は客観的な自分をもう1人作る事がある。 これは多重人格とは違い、 今まで培った規範と見解を思いだす為に、 混乱した自分と冷静な自分との対話を持って解決するために自分なりに編み出したと思っている。 30代後半だったか落ちそうになるとやる方法だ。 この前観たsnsにも同じことを話しているのを観てある意味正しいと再認識したのであるが… 要はどうしようもなく冷静さを失っている事に気づいた時、冷静な自分を

          もう1人の自分

          愛されることは気付きにくい。 愛す事は難しい。 人の為に何が出来るか、考える事が愛することなんかな? そう思った。 人の為、でもそれは自分を愛せないと難しい事

          愛されることは気付きにくい。 愛す事は難しい。 人の為に何が出来るか、考える事が愛することなんかな? そう思った。 人の為、でもそれは自分を愛せないと難しい事

          高校時代から構想してた話を勢いよく書いて、勢いよく値段付けて勢いに任せて出してみた。 1人でも良きと思ってくれたら良いのだがなぁ。恐ろしや😱 https://note.com/hondy1982/n/nea77e117e1ad

          高校時代から構想してた話を勢いよく書いて、勢いよく値段付けて勢いに任せて出してみた。 1人でも良きと思ってくれたら良いのだがなぁ。恐ろしや😱 https://note.com/hondy1982/n/nea77e117e1ad

          ある思考

          理解もされないが、こちらも多分理解していないだろう。 傷つけた人と、傷つけられた事忘れることはなかなか出来ない。 必要のない人間って居ないとは思うが… 関わらない、関わりたくない、関われない人間っていると思う。 縁が少しでもあれば、忘れることは難しいだろう。 多分人間が嫌いでも、好きだからなのだろう。 それさえ忘れなければいいんだと思う。

          動物園横の小さな家#3

          翌日2階のベッドから起き上がると、部屋の惨状が否が応でも目に入った。 昨日はそのまま眠ってしまったらしい。 重い腰を上げ家具などを元に戻し、割れた花瓶などを片付け始める。 一度掃除を始めると、徹底的にやってしまうのが僕の悪い(?)癖である。 あらかた埃取りまですませ、比較的荒れていないバス、トイレの掃除を始めようとした時… "カチリ"と鍵の開く音が青い扉からきこえた。 その音に身構えると、今回はゆっくりと静かに開く。 それに油断をしていると(というのも変な話だが…)

          動物園横の小さな家#3

          唐揚げ

          僕には祖父母がいる。 誰にでもいたことはあるとは思うがそれはいい。 僕は母と似ているせいか折り合いが悪く、祖父母の家で叔父とも一緒に生活している。 さっき2階から降りてくると夕飯の美味しそうな匂い。 祖父が優しく、大きめの唐揚げを中華鍋であげている。 祖母はその手伝い。 玄関先では可愛い学生のお手伝いさんが、箒で掃除をしている。 ただ、祖母は声のトーンが少し高い。 "おばあちゃんじゃないでしょ" と祖母に言うと "おばあちゃんよ" とやっぱり高いトーンで言う。 2

          影の帰りを待つまでは。

          1.帰路 うとうととしていた。 バスの中で、男は重たい気持ちと一緒にまぶたをあげる。 妻は出産準備の為に入院している。状態が芳しくないらしい。 妻と出逢ったのは学生時代。 私の一目惚れだったが、後から妻も私を気になっていたと言う。 仕事も軌道に乗り、独立する事が出来た。 しかしながら子宝には恵まれず、不妊治療を3年続けてやっとの妊娠だった。 積極的に妻と頑張ってきたが、今日の診断で落ち込んでいた。 考えがグルグル回って疲れていたようだ。 最後席から前を見ると、自分

          影の帰りを待つまでは。

          動物園横の小さな家#2

          その珍客とは煌めく様な白い毛の仔馬だった。 その小さな動物はいななきながら、用を足し終えた私が目に入るやいなや突進して来た。 暴れ狂う様な仔馬は咄嗟にトイレを出て逃げる僕を追いかけて、2階を走り回りところ構わず家具を蹴り倒していく。 逃げ疲れて来た私に例の小声が聞こえてくる。囁く様なじいさなその声は悲鳴の様に聞こえる。 それが仔馬の挙動と一致すると気付いたのは少し経ってからだった。 「落ち着かないよー、助けてよー」 大まかに言えばそういう声だと思う。 というのも、ハ

          動物園横の小さな家#2

          色恋は蜜の味の毒

          私はたまに行くバーがある。 ある時久々に行くと、1人綺麗めの女性が座っていた。 気にはしつつも離れて座ると、バーのマスターが話を繋げて紹介してくれた。 その女性とは昔の仕事の共通点と話しやすさ、親しみやすさ、女性的魅力もありすぐに距離が縮まった。 なんでもお店をしているようで、そこにも何度か行くようになる。 そんなある時マスターの持っている某クラフトゲームや某サバイバルゲームを各自の家で3人でチャットしながらやるようになる。 人見知りな私だが女性に心惹かれている所

          色恋は蜜の味の毒