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田んぼの雑草が美味しい。その名もコナギ。

除草剤を使わない田んぼにはびこる、いわゆる「雑草」では代表選手らしい、コナギ。稲の根元にぴったりと寄り添って、栄養をたっぷりと取っていく、米作り視点からは、厄介な存在だ。

これ。

このコナギ、葉の部分はネギみたいで頼りないが、根っこが立派で、もうちょっと育とうものなら、抜くときに稲まで一緒に抜けてしまうくらいの強さがある。ちょっと田んぼに行かない日があると、いつの間にかな勢いで、田んぼを覆いつくしてしまうのだ。

どうにかならんもんかと調べていると、かつては日本でも、ベトナムでは今でも、食用とされているらしい。そして、数値はよく分らないが、栄養価も高いらしい。だから食べることにした。

根っこを取って何度かきれいな水で洗うと、それだけでなんかおいしそうな雰囲気が出てきた。まだ若芽だから、ちまちました作業で、根切りが一番きつかった。次はもうちょっと育てて、採ろうかな。

で、熱したごま油で、ニンニクと一緒に炒める。くたっとする前に火を止めて、塩で味を調える。

これは旨い。毎日食べても飽きなさそう。夕食の一品にしていい。子どもたちも喜んで食べていた。

お金もかからずに、とてもおいしいので、田んぼからいろんな人に持って帰ってもらいたい。

ベトナムのフォーをイメージして、そうめんの上にのせてみた。

大変、美味。

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