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話す速度だけで印象は変わる

noteを書き始めて3回目の投稿になりますが、どうやらnoteの構成が好きみたいで毎日見るようになりました。おはようございます。

さて、今日はワクプレ実行編の第一弾として話すということに特化してまとめてみたいと思います。

1.人ってすぐ忘れるんです

みなさん、エビングハウスの忘却曲線というものをご存知でしょうか?

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上記のグラフをご覧ください。横軸が時間で縦軸が人の記憶している率を示しています。

実際の数字でいうと、話を聞いた直後を100%とすると、

20分後には42%の内容を忘れている

60分後には56%の内容を忘れている

1日後には74%の内容を忘れている

1ヶ月後には79%の内容を忘れている

というものです。

みなさんが一生懸命プレゼンした時を考えてください。その時はどんなに感動的であっても、翌日には話した内容の7割は忘れられているのです。なかなか悲しい事実ですが、まずはそれを理解するところからプレゼンテーションはスタートします。


2.重要なのは話す内容じゃないんです

では、将来に渡って記憶に定着させる方法って何があるんだろう。と考えてみました。

それは印象なんです。

みなさん、思い出してください。とーっても嫌いな人って世の中に一人二人はいると思います。(言い切っちゃった笑)

嫌いとまでは言わないけど、なんか苦手っていう人ならいてるかもしれないですね。

その人のどこがどう嫌なのかって詳しく説明できます?

これ、意外と難しいんです。

その理由は1で話した通り、忘れているからなんです。

でも、嫌な印象だけは記憶に定着しているから、コイツ嫌やねん的なことだけが先行して、残っているだけなんです。

裏を返すと、良い印象も同じで、記憶に定着させることができるんです。

印象は人の記憶に長期的にアクセスできる。

これが私がプレゼンを続けてきた結果感じた結論でした。(もう既に知ってるよとい人も大勢いらっしゃるとは思います^^;)

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3.じゃあ、何が大事なのさ

では話す内容よりも大切なことは何か。

それは話す速度です。

たったそれだけ?と思った方。

はい。たったそれだけです。

話す速度だけで自分の印象をコントロールすることが簡単にできます。

最近増えてきましたが、プロスポーツ選手で話す速度をゆっくりとする方増えているのに気がつきましたが?

例えば、イチロー選手のコメントはわかりやすいです。一つ一つ言葉を切って、ゆっくりと身体の中から生み出すような話し方をしますよね。

なんだか重みがあって、カリスマ的な印象を持つことができますよね。

話す速度を落とし、言葉と言葉の間に少しの間を入れると、言葉に対して重厚感が増し、責任感と力強さを与えることができます。

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次に、同じイチローさんでも、古舘伊知郎さんの話を思い出してください。言葉が豪雨のように降り注ぐような話し方をしますよね。

古舘さんのお話を聞くと、豪快さとワクワク感をうけますよね。

話す速度をあげ、そこに抑揚をつけると、聴衆はそのスピードに対して高揚感を持ちます。つまりワクワクする印象を与えることができるのです。

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4.ということで

プレゼンテーションをする時には話す速度を意図的にコントロールしましょう。

速く話すと、相手にワクワク感を与えれます。

遅く話すと、相手に重厚感(包容力に似た印象です)を与えれます。

これを一度のプレゼンテーションの中で混ぜて使うと最適です。

冒頭はゆっくりとスタートし、加速、さらに加速、そしてゆっくり。この緩急ある話を聞くことで、聴衆はあなたに対して「面白くてワクワクする話をするヤツがきた」という印象を持ってくれます。

とうぜん、最後は内容をみられることも大いにあるのですが、印象を深く残すには、そんなことよりも話す速度に気をつけて見るとよいと思いますよ。



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