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ビジネスアイデアの資料作成 =実例1=

今日は実際に私が作成したプレゼン資料を基に、なんでこんな資料構成にしたのかとか、ここではどんな話をしたのかを書いてみたいと思います。

1.概要

今回紹介する資料は大阪の地下街で深夜に何か収益となることができないかというビジネスアイデアコンテストで提案し、最終プレゼンの場所で話したときの資料です。

発表した時期は2018年10月のことでした。

2.導入〜コンセプト

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深夜の地下街ということでテンプレートを夜の街並みにしています。また大阪でずっと遊んで欲しいという想いを込めるためにプロジェクト名をZUTTO OSAKAというネーミングにしました。

こういうビジネスアイデアコンテストでは、大抵の資料は白地もしくは既存のテンプレートに文字を羅列するケースが日本では非常に多いため、テンプレート選びにはこだわりました。

確か、海外のフリーサイトで見つけた記憶があります。フォントは読みやすいメイリオを使用しています。

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導入の部分は、大阪におけるインバウンド市場の話です。発表場所も大阪でしたので、みんなの心の中を「うんうん。そんなこと周知の事実だよね。」という状態にさせたかったので出しました。

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日本に来る外国のお客様はアジア圏の方が非常に多いです。その方々の国ではナイトマーケットがあり、深夜でもお買い物をするのが当然の文化であるという話をしました。

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というわけで、今回のアイデアのコンセプトです。という話で始まり、縁日、アイドル、伝統文化などを深夜でも体験できる場所を大阪なんばの地下街で展開できないかという話をしました。

(このあと何枚か資料を使って概要を説明しました)

3.シード〜シリーズCまでの流れ

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スタート時期(シード〜シリーズA)は出し物、体験を中心として実施し大阪の地下街には深夜でも楽しめる場所があるということをインバウンドのお客様に周知する期間として定めました。

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拡大時期(シリーズB〜シリーズC)には実証実験の場所として地下街を活用できないかと考えました。この場所にはインバウンドの方々が大勢いる。その中で大掛かりな実証実験をすることで、企業もよろこび、来場者も喜ぶ場所を提供できないかという話をしました。

(このあとでどことパートナーを組みたいかとかそんな話をしました)

4.ビジネスモデル〜締めの話

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ビジネスモデル(収益モデル)はこんな感じです。どうやってお金が流れていくかを説明しています。

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日本の経済圏の中心を大阪にというキーワードで最後を締めています。

5.最終結果はどうだったのか

結論としては当社のアイデアは地下街の管理会社の方々には受け入れられませんでした。

いま、資料を見直してみて、どうすればもう少し前に進むことができたのかを検討してみました。

改善点1:ユーザーペインが弱い。このアイデア自体は他にも思いつく人っていると思うんです。ではなぜ実行されなかったのか。そのペインをもっと深掘りし、提案に落とし込めないといけなかったのだと思います。

改善点2:ビジネスモデルの説明が複雑。このモデル図は読み物としては最適ですが、プレゼントしては不適切なものでした。もう少しシンプルに作ることで聴衆に刺さる話に進化できたと思います。

改善点3:なぜ当社がこのアイデアを提案すべきなのかがない。この提案を当社がすることの意味をもっと深く考えて提案しないといけないと思いました。他社ではなく当社だからこそこの提案は意味があるのです。といえるまで練り込むことができればよかったと思います。

6.というわけで

このプレゼン自体は当社がオープンイノベーションに参加しまくるきっかけとなったイベントでした。このイベントへの参加を皮切りに何かにつけて発表をするようになりました。

とてもよい思い出であり、悔しい思い出です。(もう少しうまく話すことができたら!って反省したという意味でです。)

というわけで、私が作成し発表したプレゼン実例の話でした。(今後もこんな感じで実例集を出していきます!!)

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