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島根県・出雲大社で日本のルーツを感じる。心癒される、発見の旅。

神社仏閣をまわるのは好きですか?
好きでも好きでなくても、ぜひ行ってみてほしい場所があります。
「出雲大社」です。

神話と繋がる神殿や、像、文化が色濃く残っている場所です。

今回は、出雲大社の歴史・神話を感じる楽しみ方の一部をご紹介したいと思います。

出雲大社とは

出雲大社は、島根県・出雲にある、縁結びの神様(だいこくさま)が祀られるという壮大な神殿です。1300年もの歴史があり、神話との繋がりが深いのが特徴。

背景や歴史を学びながら参拝してみると、日本についての面白い発見ができる場所です。

日本最大級の大しめ縄。
坂になっていて、遠くまで見通せる参道
出雲大社までの参道には大きな鳥居が。飲食店やお土産屋さんも充実。

境内には神祜殿という宝物殿も、300円で入場可能なので是非みてみてくださいね。


神話を知り、楽しもう

私が出雲大社を訪れたときに、楽しく神話や歴史を学べたポイントを2つご紹介したいと思います。

1. 神様が降り立つ「稲佐の浜」

出雲大社の西方1kmにある海岸です。中央には弁天島の社があります。

ここで、神無月(10月)に全国の神々が降り立つのをお迎えするのだと言われています。
神無月は、出雲に神が集まるため村に神がいなくなるという意味。
普段何気なく使っている日本語のルーツがここにあり、驚きました。

砂浜に鎮座する弁天島の社

岩の荘厳さもありながら、頂上にそびえる鳥居は神秘的で、ここに降り立つ神様が目に見えるようです。

そんな稲佐の浜の砂は、「お清めの砂」と呼ばれます。出雲大社に納め、大社にある砂を交換で持ち帰り家の四隅にまくと、御祓の効果があるそうです。

稲佐の浜の砂を持って出雲大社へ…..
素鵞社に納めて砂を持ち帰る

砂を持って帰ってきたので、これからお家に撒こうと思います。
出雲大社と稲佐の浜は少し距離があるので、車移動がおすすめ。ビニール袋などを持っていくと砂を持ち運ぶのに便利です。


2.いなばのしろうさぎ物語

二つ目は、いたるところにいる「うさぎ」と、出雲大社に祀られている「大国主大神(だいこくさま)」にまつわるお話です。

1分歩けば、おみやげや像になっているうさぎがお目見えします

だいこくさまは、国づくりをしたと言われている神様。その際に施された恩恵から、男女だけでなく生きるもの全ての縁を結ぶ“えんむすび”の神として慕われています。古事記や日本書紀に、そのお話が残っています。

そして、その一つである古事記の「いなばのしろうさぎ」のお話からうさぎが登場します。日本をつくったと言われる大国主大神「だいこくさま」が、うさぎを助け、「やかみひめ」に求められた神話です。

だいこくさまがうさぎが助けたとされる。ご慈愛の御神像

境内には66羽ものうさぎの像があるのだとか。

境内の至るところにうさぎの像がある
お酒を作っているレアなうさぎさん

お気に入りのうさぎの像を見つけるのも、面白いかもしれませんね。

おわりにー 出雲大社に来ると、日本人であることを実感できる

私自身、日本の歴史について教科書で勉強しましたが、載っている知識だけではピンと来ていませんでした。

しかし、改めて神話の聖地である出雲大社を訪れることで、その知識を近くに感じることができました。そして、自分のルーツさえ意識するきっかけになりました。

日本は世界的に見ても一番歴史の古い国と言われ、1300年も歴史のある国は他にありません。「ここにいること」が、とても長い歴史を経ているのだな、と実感することに癒されました。

積み重ねられてきた文化へ想いを馳せて生きられたら、生活がもっと豊かになるのではないかと思います。ぜひ、出雲大社に訪れて壮大な歴史を感じてみてくださいね。







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