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<1万3千文字超>NOTEなどの情報発信でファンを獲得する方法(永久保存版)

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今回の投稿では、NOTEやブログで何かしら情報発信をしていく際にどのようなことを考えなければならないのか、その本質をお話していきたいと思っています!

今日のお話しのゴールとしては、NOTEの投稿において
「ひとりでも多くのファンを獲得するための投稿」の方法を知ってもらえればと思っています。

私自身、すでにWeb業界に20年いますし、1000以上のポータルサイトや集客用ページを作成してきました。これだけの数を作成していると「やたらお客の反応が良いサイト」「なかなか反応が取れないサイト」などが経験則から見えるようになって、今ではサイトを見るだけで自然と「このサイトは人気になるな!」までできるくらい知見が積みあがってきています。(実際このような予想はなかなか外れないです)

今回はそのような情報発信する際の知見をお話できたらと思っています!

実際、この投稿を読んでいる方も自分の投稿が他人から評価されたり、投稿にスキがついたり、投稿するごとにフォローがついたりしたら素直にうれしいんじゃないかと思います。

スキやフォローされることは自身の投稿に対するモチベーションアップに繋がりますし、自分の投稿に対するファンができたら、それはすごく良い事です。

今の時代、他の方が色々と文章の書き方のテンプレートを公開してくださっています。基本的にはそれを真似しながら書いていけば、良い文章が書けます。

ただ、テンプレートに頼らずとも

「どのような考えをもとに書き、どのような思想をもって情報発信するべきなのか?」というような本質を伝えるようなノウハウを公開している投稿は非常に少ないように感じていますので、今回のような本質に迫るような文章を書き記してことにしました!

私のWeb業界に情報発信に携わった20年の経験が今後のあなたのNOTE投稿に良い影響を与えられたら幸いです。

「傾聴力=聞く力」と
「話す力」「書く力」「描く力」の関係性

「会話で伝える」「文章で伝える」「映像で伝える」「音声で伝える」など現代社会においては様々な手法がありますが、全ては「聞く」「話す」「書く」「描く」に分類されます。それらを意識した上で最良な伝え方の流れを考えていくとこのようになります。

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ネットを検索すると、「伝える力」の事を「コピーライティング」と書かれている記事を良く目にします。ただ、あくまで「コピーライティング」も伝えるための手段の一つでしかないのです。

大切なことは、「傾聴力=聞く力(相手を理解する力)」を鍛え、お客のことを人間的に理解し、「話す力(相手に理解してもらう力)」、「書く力(相手の心を掴む力)」、「描く力(相手にイメージさせる力)」の特性を良く知り、「心に響く言葉を作る力」を養うことがもっとも重要なのです。

それでは、まずそれぞれの力が持つ特性を理解していきましょう。

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相手が本当に聞いて欲しい話を聞き出す力

「傾聴力=聞く力」はその名の通り、相手の話を聞く力のことを言います。(わかりにくければリサーチ力を置き換えていくとわかりやすいかもしれません)ただし単純に相手の話を聞く事ではありません。この力が持つ最大の特性は「相手が本当に聞いて欲しい話を聞き出す力」だと思ってください。読み手がどんな情報を欲しがっているのか徹底的に理解するということです。

前の投稿でペルソナの重要性をお話ししてきました。ペルソナで想定したお客にあなたの商品やサービスを伝えるためにまず最初に行うべきことは「お客の話を聞く」という行動です。それは直接会って話を聞くだけでなく、口コミやSNS、お問い合わせなどの書き込みなどに耳を傾けることも「お客の話を聞く」という行動にあたります。この「耳を傾ける力」のことを「傾聴力=聞く力」と言い、相手に効率的、効果的に伝える時には最も大切な力となります。

人には「他者から承認されたい」という「承認欲求」が必ずあります。承認欲求が満たされると、心が癒されたり、自信がついたり、親近感や安心感を抱いたりもします。

情報発信が上手い人は、皆すべからく「聞き上手」です。お客が本当に悩んでいる核心を聞き出す技術に長けています。人によってはほとんど自分は語らず、一言で相手を信用させてしまう方もいます。そのような一言で信頼信用を勝ち取るワードのことを「キラーワード」と言います。キラーワードについては後述でお話していきます。

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あなたが何者であるのかを理解してもらう力

話す力とは、自分が伝えたいことを相手に伝えたいままに伝える会話力のスキルの事を言います。NOTEの投稿だとどうしても文章のみで伝えることが多くなりますが、今では様々なSNSを駆使し、顔出しまではしなくても自分の声を動画に乗せて配信することもファンを増やしていくためには大切な要素になってきます。

「あの人の会話は面白い」「あの人の話には引き込まれる」

など周りからこんな風に言われる人がいるかなと思います。話がうまい人、いわゆる「話す力」が高い人は、仕事や恋愛など人生の様々な場面で得をし、豊かな人生を送っているケースも多いでしょう。情報発信において話が上手いということは非常に大きな武器となるのです。

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これはメラビアンの法則と呼ばれる話し手が聞き手に与える影響についての論文からの引用ですが、言語情報が7%に対し、聴覚情報は38%を占めるというところからも理解いただけると思います。対面での会話となれば、視覚情報が55%を占めるのであたなという人がどういう人なのかを理解してもらう方法としては、一番最適であると容易にわかることでしょう。

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話す力を鍛え、あなたがお客が求める言葉を適切に伝えることが出来れば、あなたのことをより理解してもらうことにつながり、そして、好意的な反応が返ってくれば、理解が信頼に変わり、あなたが提案する商品やサービスにもより興味を持っていただける可能性が高くなるのです。

この話す力も聞く力同様に特性を理解して情報発信してみるのが良いです。

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人は会った時の3~5秒の第一印象でその相手がどんな人なのかをイメージで判断すると言われています。その判断のイメージは、大きく3つ。「性格特長 - 優しい・穏やか・怖いなどのイメージ」「知的特長 - 頭が良さそうなどのイメージ」「意欲的特長 - エネルギッシュ・冷たいなどのイメージ」です。3つのイメージに共通しているのは、全て目に見えないものであるという事。すなわち、あなたの「相手が相手に与えている印象」を第一印象で判断されてしまうという事なのです。前述の「傾聴力=聞く力」でもお話ししましたが、自分が思っている自分と、相手が見ている自分が違っているケースが多々あります。自分では優しいつもりでも相手からは冷たい人と思われているのかもしれません。ですので、自分が相手からどういう印象で見られているのかを絶えず意識して、下の3つのポイントを意識して最初の話し方に工夫をしてみてください。

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人間は一度決めた(決めさせられた)行動、発言、態度、信念に対して、”一貫した行動を取りたい”という「一貫性の法則」という心理的作用が働きます。逆を言えば「一貫性のない人間=嘘つきな人間=信用できない人間」だと印象付けてしまうという事です。相手があなたをどんな人であるかを判断する際に、あなたの過去の発言や行動も見られているいう事を忘れてはなりません。もしあなたに商品を提案しようとしている営業マンがいるとします。その営業マンが提案している商品を使った事がないとしたら、あなたはその営業マンの事を信頼できるでしょうか?「誰に」「何を」「何のために」伝えたい事を明確に話すのはもちろん事ですが、伝えたい事とあなたの行動を一貫させる事を強く意識してください。

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人は楽しいと思うと時間を忘れてしまいます。また心から楽しいと思えば、普段話ししないような本心も話しやすくなるでしょう。「傾聴力=聞く力」でもずっとお話ししてきましたが「相手が本当に話したい事を聞き出す」には、相手に話をする事が楽しいと思ってもらう事がとても大切です。その楽しいと思ってもらうテクニックが、表情・抑揚・ジェスチャーを交えた分かり易い表現なのです。分かりやすい例でいえば、お笑い芸人のフリートークがこれにあたるでしょう。腕の良いお笑い芸人の軽快なフリートークは多くの人を魅了します。時には時間を忘れるくらいそのトークの世界観に引き込まれる事でしょう。表情や抑揚・ジェスチャーだけでなく、聞いてくれている人の反応を見ながら、絶秒なタイミングで期待されている言葉を置いてくるスキルは「話す力」を高める参考になるのでよく観察してみてください。

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「話す力」が高い人の話を聞いていると、話の内容がイメージとして、頭の中に浮かんできた経験はないでしょうか?旅行の話などを聞いていて、その旅先の風景がイメージ出来たり、歌の歌詞などを聞いていてそのストーリーの世界をイメージ出来たりといった経験は、ほとんどの方があると思います。これが言葉が持つ力です。人は会話の中の一言一句を覚えている訳ではありません。その話の中の印象的な言葉だけを記憶します。そしてその印象的な言葉の事を前述もした「キラーワード」と呼び、この「キラーワード」で話の内容をイメージさせられた時、その相手の心に残る話になるのです。この相手にイメージさせる重要性はこの後の「描く力」でもお話ししますが、言葉の選択の幅を広げるための「語彙力」を鍛えてください。

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これらの4つが話し方を鍛える4つのポイントになります。それでは次は情報発信する際に欠かすことができない「書く力」についてお話していきます!


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整理された言葉で相手の心を掴む力

NOTEの投稿に大きく関わってくる書く力。自分が伝えたいことを相手に伝えたいままに文章を使って伝えるスキルの事を言います。簡単に言えば「誰が読んでもわかりやすく、読みやすい文章を書く力」です。

スマートフォンの普及によりライン等のメッセージチャットが広く利用されるようになり、日常生活のコミュニケーションにおいても電話で話するより、文章でやり取りする事の方が多くなったのではないでしょうか?

若者の活字離れということがよく言われていますが、実際考えてみると紙に書かれた文字を読む機会は確かに減りましたが、スマホに表示されている文字を読むという機会は非常に増えているように感じます。

ビジネスにおいても、ブログやSNSなど世の中に対して自分の意見や考えを文章で発信する時代になったので「書く力」を鍛える事は、これからの時代を生き抜いていくのに、もっとも重要なスキルになっていく事は過言ではないでしょう。

ではこの「書く力」が持つ特性とは一体何なんでしょう?

それは「相手の心を掴む力」です。文章にするという事は自分の気持ちや思いなどを思考し整理して最適な言葉で表現できるため、相手に分かりやすく伝える事が可能です。

「恋人と喧嘩別れした後に冷静になり、自然と謝罪や自分の本心をメールやラインで伝え、仲直りをしてより相手の気持ちがわかり関係が密になった」こんな経験をした方も多数いるのではないでしょうか?整理され洗練された言葉は相手の心を掴みやすいのでどんどん訓練していきましょう。

また、この「書く力」にはもう一つ大きな特性があります。それは

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ということです。メラビアンの法則では、言語情報が与える影響力は7%です。しかし、話す力は同じ言葉でも話す人によって印象が変わってきます。それは聴覚情報には、声のトーンや抑揚など言葉以外の要素が大きく影響するからなのです。

逆にこの「書く力」には他の要素が影響することがありません。もしあなたがパソコンやスマホで「こんにちは」と入力したとしましょう。そして他の誰かが同じように「こんにちは」と入力したとしても誰も見分けがつかないと思います。これが文章の再現性であり、「人前でうまく話せない」という人でもお客の心を掴むことができる力なので確実に身に付けてほしい力になります。

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まずはじめに決めなければいけないものが「ペルソナ」です。ペルソナとは商品やサービスを購入してくれるターゲットを具体的にイメージした仮想客です。ペルソナを決めるには、「年齢、性別、居住地、職業、役職、年収、趣味、特技、家族構成、生い立ちなど」というようなデモグラフィックと「価値観、悩み、理想など」というようなサイコグラフィックを設定していきます。

特に価値観、悩み、理想などといった感情ベースで理解を深めることが効果的です。コピーライティングの最大の目的は、相手の感情に訴えかけ、行動を起こしてもらうことです。ですので、このペルソナの設定で、より深くお客の感情を意識するようにしてください。ペルソナを細かく設定することで、よりピンポイントでお客に響く言葉を届けることができるようになります。

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何かを伝えよう、という時にたくさんの情報を伝えればいいという訳ではありません。たくさんの情報を伝えたが故に、返ってわかりづらくなるということは多々あります。何かを伝える時は、シンプルにわかりやすく伝えるようにしなければなりません。付け加えて言えば「文章は言葉に比べて記憶に残りづらい」ということを覚えておきましょう。

実際に対面での会話で伝えるよりも、文章で伝えることの方が表情や、トーン、身振り手振りで伝わるような情報が含まれていない分、伝えることができる内容も薄くなってしまいます。あなたが普段の言葉遣いで、時間をかけて書いた文章も、お客側からしたら内容がわからなかったり、そもそも全て読んでいなかったり、読んだとしても記憶にはほとんど残っていないのです。例えば本書を読んでいるあなたも、文章の一言一句を覚えているということはないでしょう。多くの場合は、図や少し印象に残った単語などといった、部分的な記憶しか残らないのです。

したがってコピーライティングをする際には「お客の記憶に残る単語をいかに散りばめられるか」ということが非常に重要です。文章としてではなく、1単語1単語の規模で考えるべきである、ということです。お客の不安や悩み、要望や欲求には、それらを強く意識させ刺激するような単語が存在します。そういった単語によってお客の神経はくすぐられ、購買意欲が高まっていきます。言葉をお客の心に響かせ、感情を動かすことがお客に購入してもらうということに直結するのです。

また、商品においては文章よりも最初のキャッチコピーが重要であり、単語の響き、語呂の良さも意識するポイントになります。具体例としては「カラダにピース」や「そうだ、京都行こう」などが挙げられます。どちらも語感がよく、それらの伝えたい内容が言葉以上に伝わることがわかると思います。このように、コピーライティングとは文章で感情を動かし人を行動させるためのものであり、行動させるためには文章の中でも1つ1つの単語が重要となってくるのです。

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「お客を納得させる」=「お客を行動させる」。お客を行動させるためには言葉選びを意識しなければいけません。前述のように普段何気なく使っている言葉では人が行動を起こすまでには至りません。したがって普段使っている言葉よりも「エッジの効いた言葉」を使う必要があります。

では、この「エッジの効いた言葉」というのはどういうことでしょうか?

お客は言葉を受け取る上で、心地の良い言葉の範囲というものを持っています。言葉、キーワードによって「なんだろう、興味あるな」と思ったり「こういう言葉は生理的に受け付けないな」と思ったりした経験がある人は多いのではないでしょうか?同じ趣旨の言葉であっても言葉選びによって伝える内容がしっくりくるかどうかが変わってしまうのです。

例えば何か自分の失敗に対して指摘をされるとして「ミスはしないようにしよう」と言われるのと「ミスは人の迷惑にもなるから今後ないようにしよう」と言われるのでは言葉の強さが変わってきます。前者であれば「当たり前のことを言っている」と感じさせられ、後者の方が「そうだよなしっかりしなきゃ」と感じさせられます。

このように強い言葉・エッジの効いた言葉の方が人の感情に訴えることができます。しかし、強すぎる言葉・エッジの効きすぎている言葉は心地のいい言葉の範囲を超えてしまいます。先ほどの例題で「ミスは人の迷惑にもなるし自分にも会社にも多大な損失になった、二度目も同じようにミスをするのであれば人として信用できない」とまで言われてしまったら人によっては落ち込んだり嫌だなと感じて働く気持ちを削がれたりしてしまうでしょう。あまりにもエッジが効きすぎている言葉は、お客の脳を「言葉を受け付けない状態」にしてしまいます。このような言葉を読んだ読者は文章を読む気が削がれ、戻るボタンを押してしまいます。

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前述のように、言葉の範囲を意識しすぎてあまりにもありふれた言葉ばかりを使っていてはお客に響くことはありません。言葉の範囲のギリギリのラインを攻めること、これが「エッジの効いた言葉」を選ぶということなのです。

この言葉の範囲というものはそれぞれが持っているもので、自分の言葉の範囲と、その言葉を読んだり聞いたりするお客の言葉の範囲は同じではありません。ですので、文章を書く際は実際に使うべき言葉の範囲を知るためにも、ターゲティングが重要です。

ターゲティングを行うことで自分が届けている言葉とお客が受け取る言葉の意識に溝が生まれないようにしなければいけません。


これらの3つが「書く力」を鍛える方法になります。エッジの利いた単語は日々、どのような文字に触れているのかによって変わってきます。語彙力がそのままそっくり書く力に影響を与えるということになります。文章でファンを獲得するために日々、色々な文章(他の人の投稿など)に触れて語彙力を磨いていきましょう!

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言葉をデザインして話の内容をイメージさせる力

描く力とは、自分が伝えたいことを図解などを用いてより鮮明にイメージとして伝える力のことを言います。簡単に言ってしまえば「言葉をデザイン」するスキルです。

メラビアンの法則でもあるように、視覚情報は55%の影響を与えます。要は人はイメージができることでより提案されている商品やサービスを理解するということになるのです。本書ではこの描く力を鍛えることがあなたのビジネスを成功に導く大きな要因として捉えているので是非習得していただきたいと考えています。では具体的に「言葉をデザインする」とはどのようなものなのでしょうか?

下に、前述でお話ししたメラビアンの法則を元にした一つのキャッチコピーを用意しました。
この言葉を二つの方法でデザインしてみましたので、まずはそれを見ていきましょう。

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言葉に字体(形)と色をつけるというテクニックは、簡単に言えば「言葉に洋服を着せる」という行為です。日常生活で毎日色々な洋服を着てファッションを気する人も多いのではないでしょうか? 休みの日であればTシャツにジーパン。仕事の時にはスーツやジャケットスタイル。ラフな格好をしている時と、フォーマルな恰好をしている時とでは、それを見た相手に対しての印象は大きく変わると思います。

言葉に字体(形)と色をつける行為も、このファッションと同じなのです。
人は言葉を受け取った時に、話をしている人と雰囲気から、その言葉が持つイメージを瞬時に判断します。ただしその判断は人それぞれです。そうすると、あたながこういうイメージを与えたいと思ったとしても、相手によっては180度違うイメージを持たれてしまうこともあるでしょう。そのイメージのギャップを視覚情報を加えることで埋めるテクニックが、この「言葉に洋服を着せる」という方法になります。

では次に、同じ言葉を図解という手法でイメージ化させたデザインを用意しましたので、そちらも見てみましょう。

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図解化をするテクニックは、スライドショーを使ったプレゼンなどを行う際に効果を発揮します。このまとめ方が秀逸であればあるほど、成約率に大きな影響を与えるでしょう。言葉や事象を図解化するテクニックは簡単に身に付くものではありません。ただし、コツさえ掴めば、訓練を重ねることで、どなたでも人を動かすことができる図解化のテクニックを身に付けることができます。

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色にはそれぞれ感情を揺さぶる効果があります。色が与える効果を使いこなすには、色には3つの要素がある事を理解しましょう。その要素とは、「色相」と「彩度」と「明度」です。まずは下の「色相が与える行動誘発」を見てください。

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次に「彩度」と「明度」の関係性を見ていきましょう。
※「PCCS(Practical Color Co-ordinate System:日本色研配色体系)」参考

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「彩度」と「明度」は、同じ色でも全然違う印象をもたらします。全ての感情の違いなどを覚える必要はありません。まずは、「色相」にはそれぞれ与える行動誘発の意味があり、「彩度」と「明度」でより深く感情に訴えることができる力があることを理解してください。

では、次に具体的にサンプルをもとにどれだけ効果が違うかを見ていただきます。今、NOTEの投稿をしている理由であり、一番のテーマでもある、「あなたにとって仕事って何ですか?」 のキャッチコピーを色々なパターンで感情表現したサンプルと、色の組み合わせによる印象の違いのサンプルを紹介します。色の組み合わせで注意すべき点は、組み合わせる色の「彩度」を合わせると、相手に与える印象が明確になり、より伝わりやすくなるのということです。色の比率によっても印象が変わるので注意してサンプルを見てみましょう。

コピーライティングでキャッチコピーやセールスコピーを考える際に、相手にどういう感情を抱かせたいかを意識しながら色をイメージすることで、思いもつかなかったニュアンスの言葉が生まれたりもします。デザインなど美的センスに自信がない人も、まずは色が与えるイメージを意識するようにしてみてください。

キャッチコピーを色々なパターンで感情表現

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色の組み合わせによる印象の違い

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形が与える効果には二つのポイントがあります。一つは属性ごとに図形を統一し、一貫した印象を与えていく「一貫性効果」と、もう一つがフォントなどその形が持つ印象を与える「印象効果」です。あなたが「イメージコピー」や「文章」を考えていく時に、その言葉がどういう形をしているかを一緒にイメージする癖づけができるようになれば、あなたが伝えたい内容の「伝わる力」がより強くなります。

図形に一貫性を持たせる
伝えたい内容の要素を「色」と「形」で分類する

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それぞれの要素を「色」と「形」に分類して整理をしたら、その図、もしくはその文章内のものは、一貫して同じ要素で統一して図解化するようにしてみてください。人はまず「色」で判断し「形」で確信を持つ生き物です。ここで日本人がいかに色で物事を判別しているかについての、面白い脳科学の実験結果があります。

トイレの男女別標識について

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日本人:ほとんどが間違う結果
外国人:間違いが少ない結果

この実験は、日常見かける、トイレの男女別標識を「色」と「形」を入れ替えてみた時に人はどういう行動に移すかについての実験ですが、日本人のほとんどは全員間違ったトイレに入り、外国人はこの間違いが少なかったという実験です。日本人は長年「男のものは青、女のものは赤」という色のパターンを刷り込まれています。刷り込まれたパターンは行動にも影響を与えるという根拠です。あなたの伝えたいことを図解で説明する時は、「色」と「形」に一貫性を持たせて、より行動に影響を与えることを意識して作ってみてください。

フォントが与える「印象効果」について

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均等な太さで安定感のあるゴシック体は主に親近感、男らしさ、安定感、カジュアル、力強いという印象を与えますがそれらは太さによって読む人に与える印象が変わってきます。太めのゴシック体は安定感があり、元気や力強いを感じさせますが、細くなると見た目が軽くなった分、洗練された女性的な印象になります。

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繊細さや優雅な印象を与える明朝体は筆使いを感じるフォントなので、和のテイストや伝統を感じるものに合います。細いフォントであれば高級感や誠実さや上品さ、太いフォントであれば大人や固い印象を与えます。


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図解化のスキルを身に付けると、プレゼンテーションで絶大な威力を発揮します。図解化する際に、必ず押さえておきたいポイントは、伝えたい内容の要素を「論理的に分解」し、前述した「図形に一貫性を持たせる」ことにあります。

まず最初に登場人物や登場する商品やサービス、物などを整理します。あなたが伝えたい内容の関係者や関係する物をまとめましょう。次に伝えたい内容を時系列にまとめていきます。図解化する目的の大半は、時間の流れを一目で理解してもらうことです。逆を言えば、人や商品の流れなど時間の経過と共に移り変わる事象を、まとめることが図解化する最大のメリットだと思ってください。

ではここで、サンプル例を使って要素を分解し、まとめていく工程を説明していきます。あなたは飲食店を経営していて、何回も通ってくれるお客に対して、毎回来店ポイントとして1ポイント付与。10ポイントでドリンク無料、20ポイントで1,000円までの飲食全て無料のサービスを実施したとしましょう。言葉で説明をすると以上ですがこれをお客にわかりやすいように図解化にて説明してみます。

1.まずは登場人物と登場する商品とサービスを整理

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2.次に時系列の型を決める

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3.時系列の要素を整理する

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4.時系列の要素を
登場人物・登場するものに置き換える

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以上が図解を作る際の大きな手順です。図解化と言うと難しく考える人も多いですが、登場人物と時間の流れの型、時系列の要素をまとめてしまえば、誰でも相手に伝わりやすい図解を作ることができるのです。


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<キービジュアルとは>
ホームページや雑誌広告など他の媒体において中心となるイメージ画像のことです。そのため、一番目立つところに大きく配置されます。また、使用するイメージ画像には、インパクトやメッセージ性が求められるものです。キービジュアルは、ロゴやシンボルマーク、イメージフォト、キャッチコピーなどを組み合わせて作ります。伝えたいことを可視化して、一見して伝わるようにするためです。そのため、ECサイトでは主力となる商品画像やサービス名をキービジュアルに使用しますし、映画やアニメの公式サイトではメインキャラクターが使用されます。

ホームページも含めた、あらゆる広告物が、見る人に与える印象の80%は、このキービジュアルで決まると言われています。簡単に言ってしまえば、このキービジュアルにあなたが伝えたいメッセージを全て詰め込むことで、そのあとの文章の説得力が大きく変わるのです。

今まで、「色」「形」が持つ特性をお話ししてきました。その「色」によって与える印象が変わり、結果、「イメージコピー」のニュアンスも変わるお話しもしてきました。この章の最後は、実際に写真のイメージや色味でコピーのニュアンスがどのように変化するのかについてお話しをしていきたいと思います。

写真のイメージと色相で
コピーのニュアンスが変わる例

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同じ「あなたにとって仕事ってなんですか?」というイメージコピーでも、写真のイメージや色味で、フォントやコピーの言葉まで変わってしまいます。簡単に話せば、デザイナーはコピーライターの言葉をデザインに落とし込む時に、その言葉のイメージがどういう雰囲気で誰に伝えたいかをイメージしてキービジュアルを作っていきます。この時に、コピーライターに明確なイメージがなければ、迷走するのです。コピーライターが「イメージコピー」を作るときに、おぼろげながらにでもイメージがあれば、そのコピーはその形になろうとします。そしてデザイナーはそれを120%に仕上げる仕事なのです。そのデザイナーとコピーライターの歩み寄りの精神が、「心に響く言葉」を生み出す事ができるのです。


以上の4つが「描く力」を鍛える方法になります。相手に伝えやすい情報発信をしようと思えば、文字だけでは足りません。文字だけではもしかしたら「読むのがめんどくさい」という理由で読むのを途中でやめられてしまうかもしれません。そうなってしまえば自分が伝えたい内容、読んで欲しい内容を読み手に伝えることができませんし、その結果読み手はあなたのファンになってくれることはありません。

読みやすく、読者を飽きさせないためにも画像にもこだわることは情報発信によってファンを獲得していくのであれば、とても重要な要素となってくるのです。


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相手の心に響く「キラーワード」をつくる力

今まで「傾聴力=聞く力」「話す力」「書く力」「描く力」の特性についてお話ししてきました。それぞれ相手に自分の想いや気持ちを伝えるために必要な力です。ですが、ここで最も大切なことは、あなたがどんなに熱意を持って、相手のことを考えて話しても、相手の心に響かないと相手の行動は何も変わらないということなのです。

一流の営業マンは、一言で相手を口説く言葉を絶えず準備しています。その言葉のことを「キラーワード」と呼びます。キラーワードとは、いわゆる「殺し文句」と呼ばれる単語やフレーズのことです。その一言で相手の心を掴んで離さない言葉です。

人は会話の内容や書かれている文章など、一言一句覚えている人はいません。あくまで会話の流れや文章の流れを把握しているだけなのです。ほとんどの人が一週間前の友人や同僚と話した会話の内容を全て覚えていないと思います。ですが、印象深い一言はずっと心に残っているのではないでしょうか?
この心に残っている言葉こそが、「キラーワード」なのです。

しかし、この「キラーワード」をつくることは容易なことではありません。それは10人いれば10個の「キラーワード」が存在するからです。「10人10色」10人いれば10人の感情や気持ちがあるように、響く言葉も人それぞれなのです。なので、この「キラーワード」を作り出すためには、「傾聴力=聞く力」でお話しした「人間理解」による「相手が本当に聞いて欲しい話を聞き出す」ことが最も大切なのです。

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「キラーワード」は
「語彙力」と「タイミング」から生まれる

「語彙力(ごいりょく) 」とは、「語彙(言葉や単語)をどれだけ知っていて、そしてどれだけ使えるかどうかという能力」のことです。そして、キラーワードを導き出すには、その言葉をどの「タイミング」で使っていくかが、大切になるのです。日頃から相手の本当の悩みや気持ちを理解する訓練を繰り返すことで、どんな言葉を待っているかが自然とわかるようになってきます。日頃から意識するように心がけてください。

また、日本語はとても難しい言語です。同じ言葉の意味でも色々な言い回しがあります。相手が目上なのか、同世代、年下なのかによっても、言葉の使い方を変えなければなりません。「キラーワード」は聞き手が感じて、初めて成立する言葉です。相手が望んでいるタイミングで、相手が望む言葉を、多彩な言い回しで、あなたの世界観に相手を引き込んでみてください。

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キャッチコピーとは、主に商品やサービスなどの告知や宣伝に用いる文章や煽り文句です。対面営業であれば、会話の中で1人1人相手の感情を見ながら、適切な言葉を選択していく作業ですが、あなたの商品やサービスを広く知ってもらうためには、このキャッチコピーに工夫を凝らす必要があります。そして、このキャッチコピーに、ペルソナに合わせた「キラーワード」を散りばめる作業が、集客における最大の目的であり、あなたのビジネスの成長に、最大の影響を与えるのです。

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このようにペルソナによって響く言葉が全く違いますし、言葉の使い方によって読み手が感じる魅力度が大きく異なるのです。響く言葉を見つけ、それを相手に形式にして、タイミングを見計らって配信するということも重要な要素となってくるのです。


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今回の投稿で「情報発信によりファンを獲得する方法」をお伝えしました。正直な所、「こんなに考えることがあるのか?」なんて思ったのではないでしょうか?(まとめている私でさえ、こんなにあるのかと思いましたから)

スマホで気軽に情報を簡単に得られる今の時代、人々が情報を見る目は肥えています。そのせいで自分に必要のない情報であると判断された瞬間にすぐに読者は離れて行ってしまいます。その中で、情報を受け取ってもらい、さらには次も読みに来てくれるようなファンを獲得していくためには、ある程度、戦略と戦術をしっかりと固めていく必要があります。

今の時代、個人の力が強くなっていることは言うまでもありません。YouTuberを筆頭に情報発信によりファンを獲得し、それによりテレビなどのメディアに取り上げられるほどになるという、昔では考えられないことが当たり前に起こっています。情報発信し、ファンを獲得できればそれがビジネスになるということの表れかと思います。NOTEでの情報発信も無限の可能性があるということですね。

今回の配信を元に、あなたの投稿がより良いものになればいいなと思っています。

長文になりましたが、ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。今後もよりよい投稿をしていくのでどうぞよろしくお願いいたします。

今回の投稿は1万文字を余裕で超えてますし、作成に10時間以上の時間が掛かっています。ただ、自身の経験が何か人様の力になれればいいなと思い、今回の長文投稿も無料で公開しています。

もしも「タメになった」「もっと読みたい」と思っていただけましたら、SNSなどでシェアして、知り合いに紹介してもらえればうれしいです。

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もしよろしければサポートよろしくお願いいたします!今後の投稿の励みになり、よりよい記事を量産できるかと思います(取材にも力が入ります!)