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『共同親権』が、穏やかな暮らしに影響を与えるケースもあるという話

今回は、共同親権について。

私は、ただのシングルマザー。
弁護士や裁判官のような知識もない。
多くの離婚事例も知らない。

法律をよく知らない私の戯言なのですが、心底『共同親権を嫌だな』と思っています。今日の文章は、私自身の強いバイアスがかかっていることを考慮して読んでください。

兎にも角にも、私は『共同親権』と聞くと胸が痛いんですよ。

共同親権の導入提案

2022年6月21日、法務省が共同親権の導入を提案しました。共同親権とは、離婚しても父母がともに子どもの親権を得る制度です。

離婚して子どもを引き取っている私にとって『共同親権』とは、正気の沙汰ではありません。正直なところ『嫌で仕方ない』と言う気持ちです。

ネットでは、共同親権については賛否両論。
知識人・法律の専門家の方々の意見も様々です。
賛成意見も多く飛びかいます。

共同親権が導入されると、どうなるの?

※断言できないので(多分)が多いです。

共同親権が導入されると、今まで別居していた側の親も様々な養育に関わることが出来るようになります。(多分)

共同親権を導入することで子どもの財産・教育の指針・育児をしていく上でのあらゆる決定事項の『許可権』的なものが両方の親に与えられることとなります。(多分)

また、これまで親権がなかった方の親は子どもの育児や暮らしに干渉できない状況でした。この辺りについてが、共同親権が導入されることで大きく変わってくるのだと思います。

よく外国映画などだと両親が離婚した親の子ども達が、平日は母親の元で暮らし週末は父親の元で暮らすシステムを取っていますが、それも共同親権があるから故なのでしょう。(多分)

何も責任がない子ども達の多くは、親の都合で心を傷つけます。だから共同親権の導入によって、子どもは別居親に会う機会が増える。それによって、子ども側に大きなメリットがあると考えられているのかもしれません。

共同親権は悪くないけれど…

政府が『共同親権』導入検討に至ったのは、そちらの方が子どもにとって有益であると見なされたからですよね。

親の離婚によって、心に大きな傷を負った子どもに対し『お父さんもお母さんも、離婚はしても2人のことを変わらず愛しているよ』と、理解させていくことはとても大切なプロセスです。

しかしこれ、共同親権を導入せずとも今の単独親権でも可能なのではないでしょうか。親権がなくとも、子どもに関わっていくことは充分に可能なのです。

もちろん、連れ去りなどで会えなくなってしまった状況をどうにかしないといけないのだろうけれど、それは法の力で何とか出来そうです。

余談ですが、私はこれまで親の離婚による心の傷で落ち込んだままの子を見たことはありません。もちろん大きな傷はあるのだろうけれど、なんとか乗り越えた子達、乗り越えようとしている子達にしか出会ったことがありません(我が家の子達も含みます)。私の知る限りでは、みんな強くたくましく育っています。

私は、なぜ『共同親権』に否定的なのか

ここからは完全なる、私の過去経験から私的な感情が優先された話です。だから、それを不快に感じる方もいるかもしれません。

なので、以下文は有料です。

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