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アメリカンジョークと日本の建前はなんか似ている

私はアメリカから帰国して1年半が経ち、日本にもどんどん慣れてきている。
生粋の日本人、日本生まれ日本育ちなので、慣れるのは当たり前と思うかもしれないが、、
(※もしよかったら別記事で書いた「深刻な私の逆カルチャーショック」を読んで下さい)

日本から離れていた分、和の文化についてもっと知りたくなり着物の着付けや書道を現在習っている。

どんどんと和の文化を知っていき楽しんでいた最中(サナカ)、私はとある日本の文化がアメリカのそれと似ている感覚に陥った。

タイトルにもあるように、

『アメリカンジョークと日本の建前がなんか似ている』

そう感じたのだ。
それは、ある日の書道教室での先生との会話にて、

私「あー、もっと練習しないと全然上達できないですね😂やっぱ家で練習するよりも教室でやる方が集中出来て楽しいです!」

先生「生徒さん達みんな教室の方が集中出来るって言われるわ☺️土曜日も気軽に来てくれても良いんだけどね。」

※授業は木曜と土曜のうちのどちらか1つの週1回分としてお月謝を払っています。そして私は木曜日に行っています。

「え!?良いんですか??行かせてもらいます🫡」
(気軽にという事はお月謝はそのままで週2回行って良いって事なんだ!と私は読み解きました。)

他の生徒さん「え、、今のはそうじゃないですよ。そんな(週2回来ていい)わけないじゃいですか。」

「あ、そうなんですね。。そうなのかぁ〜。」

先生「今はねー、コロナもまだまだなんか落ち着いてないし、、週1回にしてね。。」


私は思いました。土曜も来ても良いというのは先生の本心で言ってたのではなく、私を気遣って建前上言ったのだと。

『土曜日も気軽に来てくれても良いんだけどね』

『けどね』

を私は読み解けていなかった。

その後にきっと続く文章は、でも、来れないのよ。
などのようなものだろう。

この読み解けなかった感覚が、
私の中で、

アメリカンジョークをアメリカ人に言われた時と同じだったのだ。


私はアメリカに住んでる時、アメリカンジョークを言われる度に、それがジョークだと気付かず、間に受けてしまっていた。

そして、アメリカ人に、
「ジョークだよー!」
と言われて、
あ、なんだー、そうなのか〜。

となる事が多かった。

これは慣れていくしかないのだろうと思った。


アメリカンジョークも建前もなんら変わらないんじゃないのか、、?

受け手がどう読み解くか、という事に関して相手に委ねる事(察させる事)は、アメリカンジョークも建前も似ている。

そう思うと、
昔の自分は日本の建前がなんか嫌だなと思っていたが、
アメリカンジョークと似ている、と思うと、
日本の建前も嫌な気がしなくなっていく。


日本だけが察する文化があるのかと思っていたが、日本に帰国してから、アメリカでも察するという事に近い事があるのか!と改めて自分の中で気付けたのは面白い発見だった。

まさに日本を離れて日本を知るように、アメリカを離れてアメリカのその事に気付いた。



これからは、私も慣れてきたら建前やアメリカンジョークを使っていこうかなぁ。


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