対話

とある医療、介護関係者の勉強会で依頼されオンライン講義をした。そこから、お願いをして対話をさせてもらっている。
昨晩も会があったのだが、臨床の現場の悩みを聞かせて頂いた。
基本、仏教の教理に基づいて対話をしているつもりではあるが、私から見た考えであり、正解を持っているわけではない。
使っている言葉も基本、仏教語は少ない。日常に落しこんで話すを心がけている。
参加者のみなさんの意見や方法を聞きながら、自分の足りなさに気がつく時間であった。

質問を受ける中で触れたのは、『生き方のコツ 死に方の選択 (集英社文庫) 』

死を宗教者として向き合う、医療従事者とみるだけでなく、介護、看護をする家族としての視点も描かれている。この本で書かれたことをできているとは言えないが、自分に大きな影響を与えてくれた本だと思う。

対話では、わかっているとは言えないが、第三者的立場から見ると…おそるおそる話をしながら思うのは、謙虚さが必要なのだということ。
あと、臨床での宗教性やスピリチュアルペインの問題を聞きながら、自分自身の宗教心のあり方に向き合うことに…とことん信じるとは何か?疑うとは何か?を問われている感覚であった。
参加者の方に少しでも良き時間になってくれたら嬉しいのだが…

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