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テンプル・モーニング

本日は茂原妙光寺でテンプル・モーニング

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住職含め七名参加、ラジオ体操、掃除、お経、茶話会というカリキュラム。ソーシャル・ディスタンスに気をつけながらおこないました。

我々は、老いも若きも新しい常識の中に生きていると感じます。

たまたま

題名だけ見て取り置き

こころの時代~宗教・人生~「敵対と共生のはざまで」
2020年6月14日(日) 午前5:00~午前6:00(60分)

てっきり宗教間対話か何かと思って録り置きしていた。

観てみると・・ウイルスのはなし だった。88歳という年齢の山内一也博士のインタビューですが、ウイルス研究者も現在は巣籠もり、三密をさけ生きていると言われて改めて、ソーシャル・ディスタンスの重要性を感じました。

また、ウイルスそのものの話になり、今回のウイルスの特徴として、インフルエンザの遺伝子情報の倍あり、人から人へ感染過程でコピーミスすなわち変化が起こりやすいことが述べられていた。

よりウイルスが強くならないためにも、むやみに近寄りすぎないって必要だと考えさせられた。

生物と無生物のあいだ

ウイルスを生物とするか無生物とするかは、微妙な問題で、先のNHK番組でも論じられていた。

その件は下記の本の題名にまでなっている。

読み返してみると、ウイルス、細胞、PCRと現代に出てくる話ばかり。

その中でも際立って面白いのはフランクリンの研究成果から見えたものをクリックが利用し、DNAの二重らせん解明に利用するくだり、あたかも刑事コロンボが、犯人を問い詰めていくかのように、資料を細かく読み、そこにある真実をあぶり出す。

福岡先生はスパイや諜報活動やっても一流になれるかもなんて感じてしまう。

ちなみに、この本のエピローグの文章は素敵で、大好きです。

最後の三頁の、「ある日、住宅のはずれの植え込みから」の文章のすばらしさ、一字も足したくない。少年の誘惑への敗北と生命の不思議を教えてくれる文章。

一番最後はこう終わります。

私たちは自然の流れの前に跪く以外に、そして生命のありようをただ記述すること以外に、なすすべはないのである。それは実のところ、あの少年の日々からすでにずっと自明のことだったのだ。(285頁)

こんな文章かける教養が欲しいと思う、そろそろ寺報も考えないといけない。あー悩み😞🌀

まとまらない30日連続の投稿の最後、現場からは以上です。(笑)

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