暖炉の火

暖炉の火を見ていると
気持ちが落ち着く。
赤くゆらむく火で
疲れた心が癒やされる。

初めて暖炉の火に出会ったのは
ボストンに行ったときだ。
アメリカ人のカップルと
スキーをしに行った。

スキー場のコテージに
暖炉が据えられていた。
ゲレンデでたっぷり滑ったあと、
夜は薪に火が付けられた。

夕食を終え、
暖炉前でくつろぐ。
ウイスキーの入った
ロックグラスを手にして。

今日のスキーのこと、
今の仕事のこと、
将来の夢など、
いろいろなことを話した。

彼らの顔が
暖炉の火で赤く輝く。
体が温まり、
心も暖かくなる。

暖炉の火で
ゆったりした気持ちになり、
ほのぼのとしてくる。
暖炉の火ですべてが癒やされるのだ。