可愛い白鶺鴒

今朝も家から歩いて10分ほどにある

比較的大きな公園を散歩している。

少し寒いけれど霜月なのだから

昔なら地面に霜が下りているのだろう。

綺麗に晴れて雲ひとつない青空。

橙色の大きな太陽が昇ってくる。


雑木林の散歩道を歩いていると

今朝はとても鳥の声が多い気がする。

「チュンチュン、チチッ、チチチッ」

可愛い泣き声がはっきりと聞こえる。

目の前にグレーの小鳥が舞い降りた。

止まらずにそのまま小鳥の横を通る。


飛び立ってしまうかなと思うけれど

そのままちょこまかとついてくる。

「チュンチュン、チュンチュン」

怖がる様子もなく小さく鳴いている。

グレーだけどお腹は白くて

目には黒いアイラインが通っている。


可愛い。こんな可愛い小鳥がいたのかと

これまでまったく気にしていなかった。

家に戻り調べるとハクセキレイとわかる。

上品な響きのある名前、白鶺鴒と書く。

東京の冬鳥で川や公園などに生息している。

通り過ぎた後に仲間と飛び立っていった。


明日の朝もまた出会えるだろうか。

会えたらいいな、嬉しいな。