庄野潤三さんの鉛筆

穏やかで温かな文章で
人気のあった小説家、
庄野潤三さんの展覧会が
ふるさと文化館であった。

庄野さんにまつわる
特別な講演会もあり、
長女の今村夏子さんが
父の思い出を語った。

父に愛されて暮らし、
楽しく幸せな毎日だった。
弟の達也さんも飛び入りで、
子供の頃の歌を披露した。

父を好きな皆さんにと
夏子さんは僕らに
庄野さん愛用の原稿用紙と
鉛筆をお土産にくれた。

ドイツのステッドラー、
3Bの太い芯の鉛筆で
庄野さんは小説を書いた。
柔らかく書きやすかった。

僕も昔から3Bを使ってる。
疲れないから大好きなのだ。
今度は庄野さんが遺した
本物の鉛筆で書くことができる。

これほど素晴らしいことはない。
感無量の大大大感激だ。
なっちゃん、ありがとう!
あったかい作品を書きますよ!