干し柿を作る

僕は申年だからか柿好きだ。

先日税理士のU先生から

「庭の柿の木が渋柿でね。

たくさん成ったもんだから

もらってくれますか?」

だったら干し柿にしようと

遠慮なくいただくことにした。


大きくて立派な渋柿の皮を剥く。

カビ防止のために焼酎に漬けたいが、

ないのでウイスキーを塗りつける。

柿のへたにたこ糸をぐるりと絡めて

3個結わいたら次の柿3個に移る。

6本18個を和室の窓際に吊し、

窓を開けて風通しをよくした。


1週間もするとしんなりしてくる。

柿の中心の渋を抜くために

ひとつひとつしっかり揉んでいく。

「もにょ・もにょ・もにょ」

この感触が何とも肉感的だ。

自分のあそこの袋を揉んでいる感じ。

「にょご・にょご・にょご」


こうしてあと2週間もすれば

固めのしっかり干し柿が完成するが、

半生トロリが良ければあと1週間でOK。

僕はとろけるような半生が好みなのだ。