卵売りが漫才元祖?


漫才最高峰の祭典、
THE MANZAI 2023が
面白すぎて笑った笑った!
「アンタッチャブル」
「サンドイッチマン」
「千鳥」「博多華丸大吉」
「タカアンドトシ」など
人気のコンビが出てきて、
滅多に見られない
一級品の漫才を披露。
腹を抱えて大笑いした。

そんな漫才の起源が平安時代、
家族の繁栄と長寿を願う千秋萬歳、
祝福芸だったというから驚き。
それが農家の冬の副業として
萬歳を披露しておひねりをもらう、
お笑いで福を呼ぶ小芝居となった。
そこに卵売りの玉子家円辰が
江州音頭を歌う合間に漫才を披露。
落語が主だった寄席で異彩を放ち、
萬歳をする芸人が続々と表れる。
農家の副業が寄席の芸になった。

やがてラジオ放送が開始され、
しゃべくり万才が表れてくる。
吉本興業にいた帝大での作家、
秋田實が作り上げていった。
「横山エンタツ・花菱アチャコ」
の早慶戦ネタが大受け、
漫画の漫をとって漫才となり、
「中田ダイマル・ラケット」や
「夢路いとし・喜味こいし」、
「横山やすし・西川きよし」が
テレビでの人気漫才コンビに。

一方で元祖歌って踊る萬歳は
音曲漫才と形を変えていく。
うちら陽気な「かしまし娘」や
「横山ホットブラザーズ」が
人気となってこちらも発展、
しゃべくり漫才と音曲漫才の
ふたつの漫才が現在の漫才。
農家の笑いを誘う小芝居が、
卵売りの寄席芸となって、
漫才に発展していく。
でもその裏側には今と同じ
吉本興業の力があったのだ。