五輪をなめるな!

瀬戸大也が得意種目の
400m個人メドレーで
まさかの予選落ちを喫した。
馬鹿としか言いようがない。

最初のバタフライから
飛び出してトップとなり、
背泳ぎ、平泳ぎと
リードを保って自由形。

「決勝に力を残したい」
実績やトップの余裕で
自由形で力をセーブし、
周囲の選手に抜かれた。

「これほど予選のタイムが
速いとは思わなかった」
瀬戸は呆然だったが、
周りは皆必死だったのだ。

予選を突破しなければ
明日の決勝はない。
だから予選から必死に
命懸けで泳いだのだ。

大橋悠依は自分の
これまでの水泳人生の
すべてをぶつけて
金メダルを獲得した。

水泳も五輪も人生も
「なめてんじゃねえぞ」
瀬戸にそう言ってやりたい。
雪辱するなら次の種目だ!