鏡に自分を映す
人間、迷うことがある
人間だから迷う
誰にも打ち明けられず
相談などできるはずもなく
うやうや、もやもやと
心を迷わせる
そんなときどうするだろう
じっと俯いて待つのだろうか
時が迷いを解決してくれると
それとも何か体を動かして
体が迷いを払拭してくれると
信じることなのだろうか
あるとき、ふと良い方法を見つけた
それは鏡に自分を映すこと
自分の顔を鏡で見てみるのだ
まっすぐまともに自分の顔を見る
そうすれば、自分の顔に
迷いの答えが現れているはずだ
鏡に映った自分の顔を
じっとみているだけでいい
それだけでやがて
迷いの答えが浮かび出る
そのときには何を迷っていたのか
それさえ忘れてしまうほどだ
なにがなんだったのか
馬鹿馬鹿しくさえ思えてくるのだ