津軽こぎん刺し展

銀座の老舗大黒屋で
「藍と白の会」による
津軽こぎん刺しの
展覧会があった。

友人の松田千穂さんも
この会に参加して
こぎん刺しを覚えて
日展に何度も入選。

千穂さんの最新作、
「鏡の国の夜明け」。
その美しさと輝きに
ハッとさせられてしまう。

野良着のこぎん刺し。
藍と白だけの色の世界に
今は亡き工藤得子先生が
華やかな多彩の世界を構築。

これをさらに発展させ、
色のグラデーションを綾なす
こぎん刺しを生み出したのが
この会を主催する鎌田久子先生。

素朴なこぎん刺しが
優美なタペストリーとなり、
崇高な芸術に昇華した。
世界に誇れる日本のアートだ。