グルヌイヌのムースリーヌ

シェフのスペシャリテといえば

そのシェフが編み出した特別料理。

しかも超美味い人気料理だ

他の店では食べられないから、

どうしたって食べたくなる。


フランスのアルザスに

マルク・エーベルランが

オーナーシェフを務める

三つ星レストラン、

オーベルジュ・ド・リルがある。


創業者ポール・エーベルランの

人気料理はカエルのムース。

これをソフィストケイトとして

店のスペシャリテにしたのが

グルニュイユのムースリーヌ。


カエルの脚を白身魚のムースで

包んでプディング状にして

カエルと魚の出汁をとって

クリームソースにしてかける、

得も言われぬ絶品料理だ。


レストランひらまつの

平松宏之シェフがマルクを

日本に招いたときに

彼が作った本物を食したが、

まさにスペシャリテだった。


カエルはプリプリした食感、

鶏と貝の間のような感じで

ソースが滅茶苦茶美味い。

解剖で敬遠してきたカエルが

一気に好きになってしまった。


グルヌイユがメニューにあれば

頼まずにはいられないのだ。