「母の手」を聴いて

妻の入っている合唱団が

「母の手」を歌った。

星野冨弘さんが作詩し。

太田桜子さんが作曲した

美しい混声合唱組曲だ。


「たんぽぽ」「いのち」

「母の手」「いわし」

「木のように」の5曲から

3曲が選ばれ歌われた。

「母の手」は秀逸だった。


♬ 神様がたった一度だけ

この腕を動かて下さるとしたら

母の肩をたたかせてもらおう

風に揺れるぺんぺん草の

実を見ていたら そんな日が

本当に来るような気がした ♬


この3番の詩に穏やかな

風が靡くようなメロディが乗る。

ピアノの繊細なタッチに

美しいコーラスが乗っていく。

亡き母の小さな肩を思い出した。


涙したのは僕だけではないだろう。