ひまわりに元気をもらう

たくさんのひまわりが
所狭しと咲いている。
どれもこれも大きな顔を
お日様に向けている。

元気でにこやかで力強い。
生命力に溢れている。
僕がひまわりを好きなのは
生きる力をもらえるからだろう。

咲いたばかりのひまわりは
顔もたてがみもレモン色だ。
やがて顔は日焼けで黒くなり、
たてがみは朱色になってくる。

どれもこれもライオンのよう。
若いひまわりは子供、
精悍なひまわりは大人、
矍鑠としたひまわりは老人だ。

いろんなひまわりが
いきいきと咲いているのを
見るのは本当にうれしい。
元気の始まりがそこにある。

ゴッホも同じ気持ちだったのか。
でも僕は切り花のひまわりは
ひまわりでない気がしてしまう。
地面からぐいっと太く伸びた
精悍なひまわりが好きなのだ。