「青のオーケストラ」

アニメ「青のオーケストラ」。
神童と謳われたヴァイオリニスト、
青野一は父の恋愛問題から、
演奏を拒んでいた。
同じ中学でいじめられていた
秋音律子がヴァイオリンを弾き出し、
彼女の奔放な明るさに青野は
ヴァイオリンを再び手にすることに。
秋音はオーケストラ部のある高校を受験、
青野も引きずられるように入学する。

青野の天才ぶりもさることながら、
初心者の秋音が底抜けに元気でいい。
上手な同期にいたぶられながらも
決して部を辞めようとはしない。
ヴァイオリンが好きだからだ。
至らない部分は早くから部室に来て、
自己練習をこなしていく。
大きな音で精一杯に弾く。
この秋音の大きな音に
青野は励まされるのだ。

青野は秋音に言うのだ。
「お前って下手だけど音がでかいよな。
普通ならさ、自分の実力がまだまだだって
思ってるヤツって音を出すのが
恥ずかしかったりみんなに気を遣ったりで
堂々と音出せなかったりするじゃん?
でもお前は自分の音をどんなときでも
精一杯出そうとしてるからスゲーって思うよ。
だからお前は自信もって弾いていいと思うよ」
青野の言葉に秋音も救われるのだ。

秋音の状況ってまさに今のビッグバンドの
俺のことじゃねえか。
違うのは俺には青野のようなヤツがいないこと。
でもいいのだ!下手でも堂々と演奏しよう。
いつしかみんなに追いつくのだ。
いや、必ず追い越してやる。
そのためには先生も練習法も
考える必要があるだろう。
上手になる道筋を立てて猛練習する。
秋音を見習って頑張るしかないのだ。