数の悪魔
このかわいらしい本には、
「算数・数学が楽しくなる12夜」というサブタイトルがついています。
10歳から読めます。
フィボナッチ数列が出てきます
1、1、2、3、5、8、13、21、34、55、89、・・・
隣り合わせの数を取って、大きい方を小さい方で割ると、
1÷1=1
2÷1=2
3÷2=1.5
5÷3=1.666・・・
8÷5=1.6
13÷8=1.625
21÷13=1.615384615・・・
34÷21=1.619047619・・・
55÷34=1.617647059・・・
89÷55=1.618181818・・・
「この数は全部、大きくなったり、小さくなったりして、揺れてるんだ。(中略)大きくなったり、小さくなったりを、ずっとくり返してる。でもさ、先に進むほど、揺れ幅が小さくなってるね」
「その通りだ。どんどん大きなフィボナッチ数でやると、真ん中にある数に落ち着いていく。」
1.618033989・・・
いくらでも近づくことはできるし、気のすむまで計算もできるが、絶対にその数にはならん
これ、極限のことです。しびれますね。難しい言葉を一つも使わず、それでいてちゃんと説明できています。とてもイメージしやすい。
教科書だとこんな風に書いてあります。
教科書がアカンというわけではないよ。でもイメージはしづらいよなぁ。。大急ぎで授業が進んだら、こぼれ落ちる生徒ちゃんがいるのは無理もない・・・そりゃ、微分積分が呪いになるわけだ涙
本書に難しい数式や記号は一切出てきません。イラストがとても可愛い♡それでいて、扱っているテーマは本格的です。パスカルの三角形、順列、組み合わせ、等差級数・等比級数、などなど。。。
私のプロフィール写真をよく見てください。後ろに、パスカルの三角形を塗り絵したものが見えますよ^^
算数・数学が苦手な方はもちろん、好きで得意な人にもお勧めしたい一冊♡♡♡
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