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自分にケアフルになろう!自分に目を向けよう!

日頃から自分にケアの目を向けること


目を向けよう


日頃から自分自身に目を向けることはとても大切と感じます。

毎日詳細なメモを取らずとも、どんな状態なのかを気にかけていると、きっと早めに対処することができます。

でも、これがもしかしたら一番難しいことなのかもしれないな…とホメオパシーの通訳をしているときに感じました。

どの病院に行っても全く原因が不明で何年も続いているような症状で困ってこられる患者さんもおられれば、

何となく興味深くてどんなものなのか知りたくてきました、という方もいらっしゃいました。

そういう方が全く何も問題を抱えていないかというと、全くそんなことはありませんでした。

何も困っていないです、何の症状もないです。ただ、話を聞いてホメオパシーに興味があってきました、と来られた方がいらっしゃいました。

そうですか、とS先生はニコニコしながら、
普段はどんな生活をされていますか?と、質問されました。

お話ししていくうちに、実は毎日困っている症状が浮かび上がってきました。

子供が3人いて、毎日忙しく生活しています。
そういえば、毎日夕方4時になると、酷い偏頭痛に襲われます。
何をしても良くならないので、毎日、痛み止めを飲んでいます。
そうしなければ、起きていることもできないほどの酷い痛みです。

子供が3人いるので、夕方ともなればひどい忙しさで自分にかまけている時間はありません。
夕飯も作らなければならないし、お風呂に入れたり、仕事の準備もある、子供達の学校の準備、宿題、洗濯・・・とやるために、寝込んでいられません。

もう何年も続いています。最初は病院に行ったけれど、原因がわからなければ痛み止めをもらうだけ、付き合っていくしかないと言われました。

と、もうその症状があることに慣れている様子でした。

毎日ある症状であること、やることがたくさんで忙しくてそこへ目を向けるのが難しいこと。痛み止めで痛みがなくなることも理由のひとつでしょうか。

毎日、痛み止めを飲まなければ起きていられないほどの酷い偏頭痛を抱えながら、それでも最初の質問に私には何にも問題がありませんと、なんの症状も本当に一切思い出せない様子でした。

きっと本当は毎日、偏頭痛が起こるたびにひどく辛いはずです。
毎日のことになるとやり過ごしてしまって、さらにどうしようもないと受け入れてしまい対処法を選択して、そうなるともう日常の当たり前の出来事として気がつくことも難しくなってしまうのではないか…とその時に胸が痛く感じました。

人間はどんなに過酷な状況であっても、それに合わせることができるようになっていくものなのだと感じます。

果たしてそれに慣れて対処しているというのは、それに苦しんでいないということなのだろうか・・・と、今も私は思います。

もしかするとこれを読んでくださっている方も、毎日のことでどうしようもないからと無視してしまっている症状があるかもしれません。

自分に目を向けて、自分を大切にケアしたいものです。

症状=病気からくるもの、だけじゃないホメオパシーでの「症状」


ホメオパシーでは、この「症状」を頭痛や皮膚の痒みなどの病気からくる症状に限りません。

様々なことが「症状」と受け止められています。

例えば・・・
周りが静かな状況に耐えることができず、常に何かラジオやテレビなど音を鳴らしている、時計のカチコチいう音があると眠ることができない、夕暮れになると焦燥感を感じる、自分の病気の症状を過小評価するといったことも「症状」です。

症状は英語ではsymptom です。よりホメオパシーでの捉え方に近い訳し方だと、「兆候」でしょうか。

こういった「症状、兆候」は元気で何もない時にはあまり問題にならないものですが、何かある時には過剰に現れたりすることがあるものです。

ある症状、だけでなく、あるはずの症状がないことも症状と考えられることもあります。

たくさんの方の診察を通訳させていただくなかで、
例えば偏頭痛ひとつとっても、頭のどの部位に起こるのか、すぐに後頭部ですと答えられる人もいらっしゃれば、どの辺が痛むか?!え!どこだろう?!となる方もいらっしゃいました。

いつどんな時に痛むかもすぐに答えれる場合もあれば、全然わからないという方もいました。

ホメオパシーでは、このどこが痛むのかいつ痛むのかどんな時に痛むのかがわかることはレメディを探す上ではとても大切な情報です。

そして、ホメオパシーのためでなくとも、自分が持っている症状がどんなもので、どんな時に痛むのかわかるだけで、できることの幅がきっと増えます!

頭痛が暖かい飲み物で少し楽になるようだったら、冷たい飲み物を避け(飲みたい気持ちがあっても!自分をケアしましょう!)るのがきっといいでしょうし、私みたいに気にかかることがあると頭痛がすると分かっていれば、気にかかることをなるべく減らす努力をするだけで違います。

あなたのお医者さんはあなた


自分のことがわかるのはあなただけです!

200名以上のホメオパシーの診察の通訳をするなかで、同じ症状、同じ状況、同じ雰囲気だった人はただの1人もいらっしゃいませんでした。

そして、どんな治療法でも自分に起こる変化に目を向けるには、
自分が持っている症状に目を向けて、自分を大切に気にかけていることが欠かせないと感じています。

何をしてもダメでしたら…

ホメオパシーがあなたの選択肢に上ることがあれば嬉しいです!

その時にはきっとあなたの助けになってくれるホメオパスがいるはずです。

次回は「症状」の違いに目を向けることについてお話ししたいと思います。

ちくちく、じんじん、ガンガン、ズキンズキン、ズーン、しくしく、ジクジク…
この違いが大切でした!

火曜日と金曜日の午前中にUPします!



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