見出し画像

えいてぃーず・べすと

80年代の名曲たちよ集まれ!!

このコンセプトの中始まりました恒例のランキング企画です笑

昭和時代でもあり平成時代でもある80年代に世に放たれ今もなお褪せることなく僕たちの胸の中にある思い出の80’s。思えば70年代も日本語ロック論争、フォークソングを経て様々な音楽の幅が広がりましたが80年代は更に発展を遂げた時期になると思います。正直80年代をランキングにするのはいかがなものかという意見も分かるんです。時代的に見ても昭和から平成に変わったタイミングでもあるし同じ80年代でも80年1月に発表された楽曲と89年12月に発表された楽曲ではもう全く違う方向全く違うものになっている。
だからまぁランキングというのはあくまでお祭り的でお遊び的な楽しいビギナー感覚で、あくまで本質的な所は名曲を紹介したいって所にあります笑

あ、洋楽じゃなくて邦楽特集ですっ笑(いつか洋楽でもできたらいいね)

そして今回はApple Musicの方でサブスクリプション解禁、すなわち配信を行ってる楽曲のみで構成されてます!

筆者の完全なエゴと独断と偏見、更には思い入れで選んだ30曲紹介致します!!笑
それぞれの曲にApple Musicのリンク貼っています。是非気になった曲があればお聴きになって欲しいです!それではすっ飛ばして行きます!

と、その前に以前筆者の大好きな番組関ジャム完全燃SHOWに習い筆者が選ぶ最強J-POP21年史!と銘打って2000年から2021年までに発表された楽曲たちでランキング企画を行いました
(その時のブログがこちら

<第30位>  中森明菜 「十戒(1984)」

1984年 7月25日発売
作詞 売野 雅勇 作曲 高中正義
編曲 高中正義・萩田 光雄

80年代を語るには外せないアイドル音楽。
当然のように可愛いにプラスα、カッコイイというのが魅力で世の男性そして女性も取り込み時代を駆け抜け、アイドル史にも名を刻んだ。

今はアイドルは大所帯であって与えられた宝のような1曲は私のものでもあるし違う誰かのものでもある。提供を受けるという点では相違はないですが現在は与えられた楽曲はグループのものという感じがしますがこの頃のアイドルに与えられた楽曲は個人のものという感覚がある。時代が経った今でもこの曲は中森明菜のもので、中森明菜だけにしか触れない宝なのだ。それがもちろん良い悪いではなく捉え方が時代と共に変化してきた証拠だ。

<第29位>  細川たかし「北酒場」

1982年 3月21日発売
作詞 なかにし礼 作曲 中村 泰士
編曲 馬飼野 俊一

ガラッと演歌というジャンルの固定概念を壊した名曲です。だいぶ歌謡曲、ポップス寄りの本曲にはハモりまで存在してキャッチーな仕上がりになっており若い世代まで演歌というジャンルを取り込むことができた歴史に残る1曲なのです。曲はポップス寄りですが歌唱はこぶしが効いてるいつもの細川たかし節なので演歌を全て忘れた訳ではない。

昨年の紅白歌合戦では司会を務めた大泉さんとのコラボも話題になりました笑
北海道生まれ同士、大泉さんのコメント通りホントに北海道の熱量は上がっていました笑
敷かれたレールだけに乗らない細川たかしという人間性は健在でしたね。根っからのエンターテイナーでありモーレツな歌うま歌手なのだ。

<第28位> 安全地帯
「悲しみにさよなら」

1985年6月25日発売
作詞 松井五郎 作曲 玉置浩二 編曲 安全地帯

このバンドの出発地点は陽水さんのバックバンドとしてなのはあまりにも有名な話です。旭川という街から全国区に駆け出したバンドの努力は計り知れないもので、絆なんて言葉じゃ語れないほど音を紡いで来ました。玉置さんの優しいお顔からそのまま溢れ出る優しい声は世代を超えフェイバリットにあげるアーティストも多い。ここは優しく歌いましょうと音楽の先生になったとして「それどうやるの?」と聞かれたら言葉でレクチャーするのではなく玉置さんのこの曲を聴かせたい。
メンタル面では確かに言葉で覚えさせて解ってもらう必要があるがフィジカルの面はお手本。

そしてこの曲の特徴でもありますがラスサビで2回ほど転調します。個人的には2段階転調と呼ばせて貰ってるこの技。欲しいと思った処に来るアレンジはまさに痒いところに手が届く状態。

<第27位> BARBEE BOYS
「目を閉じておいでよ」

1989年1月1日発売
作詞作曲 いまみちともたか
編曲 BARBEE BOYS

初めて聴いたのは個人的には高校生の時で、こんな直接的で刺激的な歌があるのかぁと痺れた記憶がある。隠喩的でもあり直喩的でもあってそこが人間の性を感じる。包み隠さずおおらかにしている部分と胸の内に秘めている二面が同時に楽しめる。少し大人になった時にまた違った聴こえ方をするだろうと当時から予想が簡単にできて、実際に年齢を重ねた今、それを実感をしている。この聴こえ方はまた形を変える事を知りながら、それを楽しみにこの作品と向かい合っています笑
この楽曲を学生バンドがコピーしている姿を見た際になかなか攻めた曲を演ってるなぁと思ったが(聴いてる自分も学生)分かってる者同士が集まってノッてたあの頃も特別な聴こえ方をしていた。

<第26位> BOØWY
「JUST A HERO」

1986年 3月1日発売
作詞 氷室京介 作曲編曲 布袋寅泰

名盤「JUST A HERO」からタイトルナンバーを選出させていただきました。BOØWYは6~7年というBEATLESよりも短い活動期間にも関わらず昭和、平成を過ぎ令和時代に入った現在でもルーツ・ミュージックとして構えてる方は多く氷室京介と布袋寅泰という洋と和の融合が80年代日本のロックシーンを席巻し未だなお若い世代をも取り込み全く褪せず枯れない。リアルタイムで浴びれた方を羨ましく思う反面、生きてればまた何処かでどんな形であれまた4人が揃うのでは?と期待してしまいますね…まぁ身勝手な話ですが。

ずっと裏で鳴っているシーケンスだったり、鳴りを潜めシンプルに移ろう中、サビで見せる爆発力がロックバンドBOØWYの引き出しの多さを感じさせる。

<第25位> TUBE
「Remember Me」

1988年 12月1日発売
作詞 前田亘輝 作曲 栗林誠一郎 編曲 明石昌夫

愛と恋の違いって何?そんな難しいテーマに前田さんらしい切り口で語るこの楽曲は夏のバンドTUBEというイメージをガラッと変えるパワーのあるもので、こういった夏以外の季節感を漂わせる名曲も沢山あることに気づけた大切な楽曲です。恋と愛の違いをいろんな方がいろんな例えに引き出していますがこの楽曲にもそんな素敵なフレーズが散りばめられています。

音数が少ないこういったラブソングが成立する歌唱力。近年では心地の良いキーに落ち着いて来たりもしていて新たな見え方、発見があった。
キーを下げて演ることに対して全く偏見もなければ落胆もない。キー1つだけで違う景色が見られるならばその景色をいつまでも見せて欲しい。

あ、もちろん高音のロングトーンの裏でピアノがメタメタ弾いてるのも忘れちゃいけませんよ?


<第24位>  あみん 「待つわ」

1982年 7月21日発売
作詞作曲 岡村孝子 編曲 萩田光雄

最近めっきり減ったと思いません?女性2人組デュオ。「ザ・ピーナッツ」に「ピンクレディー」から始まり「あみん」しかり「Wink」がいてちょっと経つと「PUFFY」や「Kiroro」がいたりとどの世代にも存在してたポジションなのだが…
最近はあまり見かけませんね…(多分知らないだけです、すみません…)

こんなに綺麗な歌声でハモリあっているのに、歌詞はすごく冷酷で女の子達の目線ってこんなんなのだろうかと思うくらいリアリティに溢れていて。エッセンスとしてある7割くらいの素直さやひたむきさの裏に隠れた3割ほどの毒々しさがふと我に返す笑
出だしの1行目と最後の1行目に丁寧に紹介と宣言のように飾られたフレーズが持つ執念深さにギャップを感じる。でも同時に弱気である事の象徴なのかと思ったりもする。フラれる日までアクションは起こさずタイトルにもあるように待つ。そこに奪ってやろうという強気さは感じられません。聴く回数が増えれば増える程色んな捉え方ができたりするのが音楽の良さですね。

<第23位> REBECCA 「76th Star」

1985年 11月1日発売
作詞 NOKKO・沢ちひろ 作曲 土橋安騎夫
編曲 REBECCA

今で言う小悪魔的なファッション性やカリスマ性がNOKKOさんにはあって。当時のティーンエイジャーがこぞってメロメロになるのも解るのだ。
仕草、言葉、格好。その全てがその人じゃなきゃダメなものって数は少ないですが絶対にあって、SNSなどがまだ無かったこの頃はTVや雑誌の力が強くそこから人気を博したものは多くあったと思います。

タイトルにある76th Starとは恐らくハーレー彗星の事を指すのだが、まぁ狙ってだと思うがこの楽曲が発売された1年後の1986年に76年ぶりに記録され、次に観測されるのは予想として2061年らしいです。その際にハーレー彗星をモチーフとしたヒット曲が産まれればいいなと次世代を担うアーティストたちにハッパをかけておきます笑

<第22位> THE ALFEE「メリーアン」

1983年6月21日発売
作詞 高見沢俊彦・高橋研 作曲 高見沢俊彦
編曲 THE ALFEE

こんなに心・技・体の揃ったトリオを見たことがない。誰か1人が欠けたらもうそれは成立しない位の個々のポテンシャルの高さ。

まずは桜井さん。上手い、上手すぎる。有無を言わせない破壊力。ぐうの音も出ないポテンシャルをお持ちで言葉がその言葉が持つパワー以上に聴こえてくる。何を歌わせても桜井さんの世界になる凄みは語り尽くせない...

そして坂崎さん。この人のマルチプレイヤーぶりには驚くし何より色んな人の音楽を知ってるんだよね。音楽理論が俺みたいなド素人にまで伝わるんだから凄い。是非坂崎さんには音楽講座を務めて欲しくてその授業、大金叩いても受けたい笑

最後に高見沢さん。派手なギターをお持ちのイロモノ的感覚で捉えてる方も居るかもしれませんがALFEEの作詞作曲はほとんど高見沢さんが担当されています。ビジュアルからフィジカルの部分も担っているバンドの肝の部分なのです。

唯一無二が三人集まったモンスタートリオ。
コロナも落ち着いて遂にTHE ALFEEの日本武道館公演100回目をお祝いできる日はそう遠くなさそうですね!


<第21位> 徳永英明 「最後の言い訳」

1988年10月25日発売
作詞 麻生圭子 作曲 徳永英明 編曲 瀬尾一三

打ち込みがこんなにも切ない雰囲気を漂わせながら途中に鳴るシーケンスもさらにそれを加速させそこに加わる徳永さんの声。この声じゃなきゃ成立しないこの人だからこその真骨頂。徳永さんの歌声は1番近くて1番遠い両極にあるものを1人の声で奏でる事ができる。
曲が進むにつれて声色も徐々に変わっていきはじまりはただの優しさだったものが一周して何かを壊したくなる衝動に駆られるように張り上げる強い声。優しさと同時に喪失感を感じさせる多面性があって、「強さ」と「優しさ」この2つが混ざっていてごちゃごちゃになって僕の感受性を戸惑わせる素敵な歌声。

次回予告!!

次回は20位から11位までを見ていきますっ!
まだランクインしていないあんな名曲、イメージしながらお楽しみくださいっ!

→続

※全て筆者の独断と偏見でお選びしており、
解釈などは筆者の考えであり、
また違う考えをお持ちの人が居ると思います。
是非そちらの世界観のお話も伺いたいと思っています。

※なるべく自分の言葉で表現をしているつもりですが意見・批判等ありましたらお述べください…
また誤情報や誤字脱語があればそちらも…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?