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ここは1960年代、イギリスか!?〈BEATLES編〉

Beatles、最後の新曲か。
このニュースを耳にした時、自分が生きてる間に
Beatlesの新曲がリアルタイムで聴ける実感が湧かなかった。
平成中期に産まれた僕は体験することのできない事柄が幾つかあるだろう。
「昔は場所問わずタバコが吸えた」とか「好きな子の実家に電話する」とか。
その一つにBeatlesの新曲をリアルタイムで追える日は来ないと勝手に思ってた。が、しかし。AIが発展した昨今だからこそ叶えられる最後の新曲が全世界へラストプレゼントとして与えられた。

Johnが凶弾に倒れ40年ほど経ち、Georgeが病でこの世を去ってからもう20年ほど経った。それでもBeatlesって不思議で、全く褪せなくて過去のものにならない。Beatlesほど今を共有できるバンドはない。いまだに新規のファンを獲得できる稀有なバンドなのだ。

78年頃Johnが制作されたという「Now And Then」ですが90年代中頃に取り組んだ「Free as a Bird」や「Real Love」と同時期に挑戦しますが、当時の技術では完成せず‥
ですので今作は残っていた宿題を今回片付けるように再挑戦したといったところです。

お互いの事が分かっているから成立する、アレンジに落ち着いた新曲。僕らとは少し離れた所でJohnもGeorgeも誇らしげにしていることだろう。もう新曲が無いのは寂しいが、始まりがあるものにはいずれ終わりが来る。
世界一のバンド、ここらで綺麗に幕を閉じれて悔いは無いだろう。しかし、この天才集団。皆、努力家だから参っちゃう。探究心と追究心がテクノロジーが進んだ現在社会でも活きた最高の結果である。

新たなMIXやらデモやらをエディション盤として発売するのはここ数年の動き出しですが、今年は赤盤・青盤と評されたベストアルバムが該当。
楽曲を増やし新たなリミックスを施し更にパワーアップしている。ここからまたBeatlesの扉を開ける新規のファンにとっては追い風でしょう。
初期のシングル曲からレコーディングに専念していた後期のスタジオバンドBeatlesの全てを網羅したエッセンシャルになっている。

今を生きる僕が、iPhoneなどの電子機器がない暮らしを想像できない位に、Beatlesの音楽がない暮らしを想像できないだろう。
Beatlesの音楽は生活必需品なのだ。


新曲がたとえ出なくてもビートルズは過去のものにはならない。進行形であり続ける彼らを僕らは
これからも時々、いや常日頃想い続ける。

Even if new songs never come out, the Beatles will never become a thing of the past. We are the ones who continue to be in progress.
I will continue to think about it from time to time, or even all the time.

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