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60周年 60選集 The Rolling Stones 3rd

人間1つのものに打ち込んで魂を注いで、その輝きが60年続くものってなかなか見当たらないと思う。還暦をゆうに超え、それでも尚世界を圧倒させるロックバンドがある。1962年に誕生し半世紀を超えてもまだまだ脂が乗ってて色褪せない楽曲、衰えないスタイルで魅了しその生き様はまさにロックの象徴である。

ちょっとカッコつけてみたが簡潔に言えば、STONESの60周年を祝おうという事です笑
60周年にちなんで60選オススメ楽曲紹介!

そして毎度毎度の小話を少し…笑笑
27クラブで、ご存知ですか?まぁSTONESファンや海外のロックファンであれば知っているでしょう。ロックスターや俳優などが地位と名声を手に入れる代わりに27歳という若さで人生を終えてしまう契約を結んでいるというまことしやかなお話で。【Jimi Hendrix】や【"Jim" Morrison】
【Janis Joplin】【Kurt Cobain】などの錚々たるメンバーの中に悔しくもSTONES初期のリーダーを務めた【Brian Jones】がいる。僕はあくまでも都市伝説というジャンルで捉えていますが…
詳細を知りたい方はぜひ検索を!笑笑 

今回は第3弾!前回をご覧になっていない方はそちらも是非!!

「You Can't Always Get What You Want」
〜みんなで歌えるキャッチーなコーラス!~

この頃の楽曲で合唱団の方々が奏でる美声。そして皆で歌える、叫べるキャッチーな楽曲。未曾有の事態でステイホームの期間中にそれぞれ自宅勤務というものは各国増えたと思います。コロナ禍でも我々ファンを楽しませてくれた際に披露された楽曲であり、昨年亡くなったCharlieの姿も見られます。まさかSTONESもそういった形で音楽を届けてくれるとは思いませんでした...
コロナ禍でも我々ファンを楽しませてくれた際に披露された楽曲であり、昨年亡くなったCharlieの姿も見られます。

「Wild Horses」
~LIVEでも定番のスローバラード!〜

この頃はゴリゴリのロックも切れ味抜群だし、
こういった美しいメロディを聴かせても良しといった1つのバンドで色んな顔を見せてくれます。
隅々まで耳を澄まして聴いてみてください、
イヤホンやヘッドフォンで聴いて頂くと分かる、左chから聴こえるハーモニクスや、12弦ギターの音など緻密に練られた計算され尽くした形だ。以外にも最初に世に放たれた時は【Flying Burrito Brothers】というバンドに提供された作品であった。後に自身のレーベルがシングルカットされた経緯がある。

「Can't You Hear Me Knocking」
~ジャムで顔を出すプレイヤーの技術面の高さ!

7分にも及ぶ大作の殆どはジャムセッションのようなものでそこにルールや固定概念なんてなくて
プレイヤー各々の良い所が結集した傑作。
感覚としては前回に出てきた「Midnight Rambler」のようなもので、良さに気付いたのは自分自身が楽器をプレイする様になってからです。音源を聴いてるだけで姿が目に浮かんで来るんですよね、その空間には言葉なんかなくてただひたすら音で会話しているプレイヤーの姿が。
この頃のメンバーには音楽以外にも誘惑があったろうが、この楽曲に向き合う気持ち、そこにあるのは音だけで遮るものなど何も無かった。

「Rocks Off」
~世紀の名盤のオープニングを飾るナンバー~

LIVEでは中々再現が難しいであろう楽曲ですが最近は頻繁に披露してくれているイメージ。
今年も披露されていて、もう聴けないのかなと思ってたVerse部分の高音も伺えました!
邦楽で言うCメロから駆けていく気持ち良さも衰え知らず笑

2012年に50周年をお祝いした時にサントリーさんのアルコール新ブランド「ストーンズバー」のCMに使用されていたのが印象的。出演者も豪華にCharさんにCHABOさんやらでカッコイイCMで当時はまだ未成年でお酒は飲めなかったが父が買った瓶がまだ家に保管されている。


「Tumbling Dice」
~STONESはまさに転がるダイス!〜

オープンGにカポをつけるというアレンジを更に加えたKeithの独創性たるや、新しい出逢いにKeithは感激したであろう。あくなき探究心を持った人間にしか達成できない境地なのだ。
他のギタリストを寄せ付けず、嫉妬を越えて、雲の上の存在であることに違いない。ファンが皆口を揃えて語る名盤「Exile on Main St.」収録曲はクレジットも確認してみると意外な発見がありまして、録音日にメンバーがいたりいたかったり変動が激しく、その日そこに居るメンバーで録っちゃってたり。なのでこの「Tumbling Dice」のベースを務めるのは本来であればギターの【Mick Taylor】です笑

「HAPPY」
~シングルとしても発売されたKeithの代名詞~

LIVE中盤に設けられたKeithがボーカルを務めるコーナーがある。このコーナー箸休めなどでは決して無い!大概1~2曲披露される中の1曲だ。だが飽きない。Ron Woodがスティールギターを披露する為に椅子に腰掛けて「HAPPY」だと誰しも分かっても固唾を飲んで期待している。
Keithに関しては発売当時からつねに同じ声質である事は無いのかと思っているのでその瞬間にしか歌えない「HAPPY」で我々を幸福にする。

「Shine A Lihgt」
〜ボーカリストMick Jaggerの本領発揮〜

日本語タイトルは「ライトを照らせ」で浸透しているこの楽曲、発売は72年になる。後に映画のタイトルとしても選ばれている。

この楽曲について深く考える様になったのは14年の日本来日時に【ピーターバラカン】氏のラジオにTHE BLUE HEARTSの甲本ヒロトさんが出られた際にフェイバリットに挙げていて、元々お気に入りの曲ではあったがより真剣に向き合ってみて良さに気付いて。憧れや尊敬する方が良いとしているものに触れてまた違った発見があった一曲でした。


「Angie」
~様々な憶測が飛び交う真っ直ぐなラブソング~

泣かせて来ますねぇ。珠玉のバラードとして日本公演でも多く披露された「Angie」は多くの日本人アーティストにもカバーされた楽曲である。

出典不明で申し訳ないのですが、この楽曲予定されていた73年の日本公演の為にMickが日本音楽のエッセンスを取り入れてつくられた楽曲だと一説では聞いたことがありまして。当時のフォークや歌謡曲や日本人好みの音楽を模索して元ネタにしたというのであれば、この作戦は間違えてないですよね笑 我々日本人が堪らなく好きな部分をくすぐられています。(真偽不明です…)

「Dance Little Sister」
~ベースが輝く

今回60曲を選ぶ中で基本的には個人的主観は入れずにサブスクリプションにあるはじめての〇〇のような感じで選ばせて頂きましたが、この曲は僕のエゴが前面に出た楽曲です笑

今作は【Mick Taylor】がギタリストを務めた最後のアルバム「It's Only Rock'n Roll」に収録されており、彼とKeithの絡みは今作が見納めとなる。ゴリゴリのギタリスト2人が引っ張りつつも
珍しく主張の強いBillのベースが脂のってて最高。
プレイヤーが変わって相手が変わった際にそれぞれに混ざり合えるスキルが無きゃメンバーが変動するバンドには居られない訳です。
LIVE盤が聴きたいなと長年思ってたのですが、つい最近発売された「Live At The El Mocambo」に収録されていて感激!ぜひそちらも…


さぁ本日はここまでっ!!
第三夜は激動の60年代を過ぎ、メンバーの死を乗り越えた70年代初頭のRolling Stonesが見れる10曲。ギタリストが変わるとやはり楽曲に対するアンサンブルも変わり今までとはまた違うアプローチが見受けられますね。

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