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Favorite Moon Songs

柄にもなく、月を見るのが好きだ。
その瞬間にしか焼き付けられない月が好きだ。

月が好きなんて言うと、どこかロマンチストな奴だと思われるのでは?と悩むそこの貴方。
僕は全然恥じる事じゃないと思いますよ。

プラネタリウムとか星とか、目に見えるものの、
簡単には手で掴めないものが僕は果てしなくて好きです。

月を見ながら思い出す、匂いや大切な想い出。
大好きな曲たち。
今日は月にまつわる宝物を紹介します。

「14番目の月」松任谷由実
作詞作曲 松任谷由実 編曲 松任谷正隆


月の満ち欠けには必ず周期があります。
蛙化現象なんて言葉が少し前に流行りましたが、
彼氏彼女ではない距離感や関係性が心地良かったりする瞬間があるのは事実だと思います。

一方で月は満月になるには15日かかります。
満月が恋でいう付き合う事に当てはまるのなら、
もう1歩の2人を指すのが14日目なのです。
満月になる1歩前、恋が実る1歩前、
このダブルミーニング最高です。

「今宵の月のように」エレファントカシマシ
作詞作曲 宮本浩次 編曲 宮本浩次 佐久間正英

今の若い子達はエレカシが凄い苦労人だと言うことを知らなかったりするだろう。(まぁ本人達は知って欲しい過去なのか不明だが)そんな中産まれた
一度崖っぷちに立たされた自分が照らされる月を歌ったナンバー。こういったバックボーンを知る事でまた聴こえ方が変わってくるから尚良い。歌を歌うという事の定義はミヤジさんのパフォーマンスを見ればひしひしと伝わって来る。全人間が惚れるソウルフルシンガーだ。

「黄金の月」スガシカオ
作詞作曲 スガシカオ 編曲 スガシカオ

自身の活動のほかにも様々なアーティストにヒット楽曲の提供をするスガさんのデビューはなんと30歳。
でもこの何とも言えない哀愁を漂わせるハスキーボイスから織り成す言葉に胸を打たれたリスナーは多い。
ファンキーで官能的なリリック面やR&Bブームの走りがけとも思えるサウンド面が日本に与えた力は大きい。

「月光」鬼束ちひろ
作詞作曲 鬼束ちひろ 編曲 羽生田丈史

美しいものだけを映すのが月じゃない事を知らせてくれる。綺麗事で丸め込まれ不条理にもがく事もある。
詩先の作品である事で選ばれたワード達が大きく翼を広げパワーアップしている。シンプルであり壮大でもあるストリングスや転調後の叫びにも聴こえる真っ直ぐに伸びる高音域はまさに月のように光るものだ。

「三日月」綾香
作詞 綾香 作曲 西尾芳彦 編曲L.O.E

遠い故郷を離れても君と私を繋ぐものは、顔を見上げれば見える空、星、月なのだ。遠く離れた対象により掛かることは出来なくとも、三日月であればよりかかれる淋しさはメタファーにも感じ取れる。
三日月である事に現実性や日常性があってリアルタイムで動く心境が伺える。

「The Moon」藤原さくら
作詞作曲 藤原さくら 編曲 mabanua

月の見え方が面白いのは見ている場所•視点によっては感想が変わる所にある。月の周りがぼやぼやとしていて何か確信付けられない薄らとした月。
サウンド面でもエレピがそういった印象を加速させる。晴れていても、曇っていても、瞳が捉える月とは裏腹に心の天気が見え方を左右するのかもしれない。

「Grapefruit Moon」TOMOO
作詞作曲 TOMOO  編曲 小西遼


先日Mステにも出演されたTOMOOさんは僕じゃなくても評論家の方達が沢山評価していますので、、
ひたすら聴いてほしいというプッシュだけして帰ります笑

味覚や視覚といった五感をふんだんに活用し織り交ぜる歌詞。TOMOOさんの楽曲には「レモン」というものがあり本楽曲も柑橘のグレープフルーツから来ているのかなと思いつつ、strawberry moonや blueberry moonがあるくらいだし本当の月として実在しているものの可能性もあるのかな?と探してみる日々です。
(我こそはという方がいれば教えて頂きたいっ!)

「夜の散歩をしないかね」RCサクセション
作詞 忌野清志郎 作曲 肝沢幅一

お洒落なバーでかかってそうなオケに乗っかる清志郎さんの独特な声。ムードが頂点に達した後、女の人の泣き声や話し声が聴こえて来る。同時に清志郎さんの声は儚くて脆いが、強い。どれだけ娯楽が増えても2人で揃って歩く時間はかけがえのない時間である事を再確認させてくれる。

貴方がこのブログを見た後
ぜひ月を見てみてください。

今夜の月はどんな形だろうか?

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