マックに行ったらJKが良い事言ってた。　あとがき

タイトルについて、某青い鳥だったSNSで格言めいた良いことを呟く時に、決まったシチュエーションがよくあると言われています。
例えば、子育て中の子どもが突然この世の真理をついた発言をしてハッとしたとか、長いこと生きているおばあちゃんが長年の経験を経てわかったことを教えてくれた、とか、たまたまマックに行ったら隣の女子高生がいいこと言ってた、とか。

何か人生において重要だと思ったことを世の中の多くの人に見てもらいたい、バズらせたい時にはそういったシチュエーション込みでの書き込みをよく見ます。ネットの民の私だけかもしれませんが……。

人はただいいことを言っている人をそのまま評価するのは好きじゃないのかもしれませんね。ネットでたくさん拡散されている人を見ると、どこか承認欲求が満たされていないような感覚になるのかもしれません。

だから、投稿主ではなく、投稿主ではない誰かが言っていた発言なら純粋な気持ちで応援できるのかもしれません。
もしくは、自分はいい発言をしている人の言葉に共感してリツイートしたのではなく、いいことを言っている人のそばにいたそのシチュエーションが面白いと思ってリツイートしたんだとか、そういう言い訳な気持ちもあるのかも。

世の中には、この法則を利用して、本当は自分が思いついたことなんだけど、マックで知らない人が言っていたのを聞いたって言った方が目に留まりやすいからという理由で、捏造して嘘をついている人もいるみたいです。

かくいう私も単なる文章として残すよりも、物語として残した方が心に響いてもらえるんじゃないだろうか、という邪な気持ちでこの文章を書いています。

人間誰しも、褒めてもらえたら嬉しいですよね。少なくとも私はそういう人間です。
だから、今日も筆をとります。