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存在価値

先日、台風の影響で悪天候の中、食料調達のため買い物をしに行ったら雷が落ち始めました。雲の上にワンピースのエネルでもいるのかというくらい綺麗な1本線の落雷続き。私の身長は188㎝あるのですが、人より高い分、誰よりも避雷針になる確率が高いと気づいた瞬間、いつ雷に黒焦げにされるか分からない恐怖を勝手に感じてしまった、どうもKenです。

豪雨で思い出した事があります。


私は学生時代、ハワイに留学していた事があるのですが、その時に同じような嵐がハワイにおそってきた時がありました。ハワイの電気系統は脆く(10年前の当時)雷が起こる豪雨なら、即停電が発生する所でもありました。


ホストマザー(シングル)と一緒に過ごしていた時期、夜8時くらいに停電が起きて辺りは真っ暗。ろうそくに火を灯して、若干ニトリの間接照明のようなオシャレ感をだしつつ、小さなオレンジ色の光を見つめていたら、学校のクラスメイトから電話。

クラスメイト「Hey!何してんだよ!今、partyしてるから来いよ!」

当時の私はフットワーク軽い方だったので、

躊躇なく「sounds cool(いいね)」と返事。


さて、彼らの家までどうやって行こうか。真っ暗な街の中、バスは走っているという情報をネットで調べ、いざ出陣。

私が住んでいた家は急な坂道が続く住宅街の一角で、坂を一番上まで登って誰かの家の目の前にぽつんと立っているバス停が最寄りのバス停でした。

もう一度念を押しますが、外は真っ暗で豪雨、たまに雷。


そんな中、暴風雨で飛ばされそうな傘を差し、足はすでにずぶずぶに濡れながらバスを待っていた私は相当馬鹿でした。


あ、バスが来た!




(^o^)丿さっ!
(右手を上げて、ここにいますよアピール)




ぶーん




ぶーんnnnnn・・・・






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バスは私を通り過ぎ、嵐の中へ去っていきました。



まるで、トトロのサツキとメイがお父さんの帰りを雨の中バス停で待っている時に、猫バスが現れて、閃光のスピードで去って行ったごとく



片手を垂直に上げれば間違いなく2m30cmはゆうに超えていた私。
ここにいますよアピールには十分な高さだと思っていた。




ま・だ・高・さ・が・足・り・な・い・の・か???





あの日ほど切ない日はいまだに来ておりません。


そんな事があった今でも、『自分には存在する価値がある』と思い込んで生活をしております。というか、『どんな人にも価値はある』と信じております。


100万部を突破した『Think Better うまくいってる人の考え方(ジェリー・ミンチントン著)』という本に書かれていた一部を抜粋

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「自分が重要な存在だと思う」


 あなたはこの世の中で、自分が重要でない仕事をし、重要でない生活を送っている、重要でない人間だと感じたことはないだろうか?政府が国民を名前ではなく番号で登録するような時代だ。そう考えてしまうのも無理はない。しかし、あなたのこの世の中への貢献はたいへん重要だ。たとえば、あなたは食事をするたびに多くの人に仕事を提供している。農作業に従事する人たち、農産物を加工する人たち、食品を小売店まで運搬する人たち、小売店で食品の販売を担当する人たち。このように、

あなたは食事をするだけでも多くの人の生活に貢献しているのである。

 その他の日々の活動も、すべて他の人たちの生活に価値を創造している。さらに、あなたが他の人たちの仕事の恩恵を受けているのと同じように、他の人たちもあなたの仕事の恩恵を受けているのだ。あなたは社会から切り離されて生きているのではない。あなたの行動は周囲の人たちだけに影響を及ぼしているのではないからだ。たとえ自分では気づいていなくても、あなたの行動はあらゆるところに影響を及ぼしている。


 ごく一部の人だけが重要な存在だ、とあなたは思っているかもしれない。しかし、それは違う。あなただって重要な存在なのだ!

 あなたのすべての行動の影響はどんどん広がって、やがて地球上のすべての人と物に影響を与えるかもしれない。あなたはそれくらい重要な存在なのだ。重要でない仕事や生活はないし、重要でない人はこの世に一人もいない。

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「君たちはどう生きるか(吉野源三郎著)」の本にも似たような事が書かれていました。

私もtwitterやnoteに載っている言葉や動画を見て、日々影響を受けております。
SNSは1日1時間と制限はかけています(樺沢紫苑著「インプット大全」参照)が、大変楽しませて頂いております。


だからこれを読んだ人の中で、自分なんて価値が無いとネガティブになっている方がいらっしゃったら、そんな事はない!と私は断言します。



私たちみんな、それぞれの存在価値がある!



なお、あつ森のヒョウタは、ボーとする時間に対しても価値を見出そうとしていた。

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